DC女性ヒーロー『ザターナ』が本格始動、脚本に『プロミシング・ヤング・ウーマン』 監督が抜擢 ─ 製作はJ・J・エイブラムス率いるBad Robot

DCコミックス原作の女性スーパーヒーロー、ザターナ(別称:ザタンナ)の実写映画化作品『Zatanna(原題)』に大きな前進だ。アカデミー賞やゴールデングローブ賞など、数々の映画祭で注目を浴びている映画『Promising Young Woman(原題)』(2019)を手がけたエメラルド・フェネルが、脚本家として抜擢されたことがわかった。米Varietyが報じている。
1964年に原作コミックで誕生したザターナは、プロのマジシャンにして“本物の魔術師”である女性ヒーロー。多くの魔法を操り、コミックでは父親探しの旅に出る。実写作品ではこれまで、米CW局のドラマ「ヤング・スーパーマン」(2001-2011)に登場している。
ザターナの実写化企画は、2018年12月頃より報じられており、このときはスーパーガールやバットガールに並ぶDC映画の女性ヒーローとして「話し合いが行われている」と伝えられていた。それから2年以上の時を越えて、ようやく企画が本格的に始動。ハリウッドで脚光を集める気鋭の女性クリエイターの就任が決まった形だ。監督としても一目置かれるフェネルだが、本作でメガホンを取るかどうかは未定となっている。
製作を務めるのは、『スター・トレック』『スター・ウォーズ』シリーズで知られるJ・J・エイブラムスが率いる米Bad Robot。エイブラムス自身も、2021年2月に『スーパーマン』のリブート企画にプロデューサーとして関与することが報じられたばかり。本作を含めてDC界への参入に拍車をかけていくことになる。
ちなみに本企画のほか、DCコミックスからは、ブルービートルやプラスチックマンの映画化企画も進行している。これらを含めて、今後の動きを注視しておきたいところだ。
Source: Variety