【結果発表】2024年、THE RIVER読者が最も期待する映画は『オッペンハイマー』 ─ ランキング上位10作をご紹介

5位『デューン 砂の惑星 PART2』

5位は『デューン 砂の惑星 PART2』。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)の続編だ。
砂の惑星デューンを舞台に、長きに渡って続くアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦いを描いたフランク・ハーバートによる傑作SF小説を、現代の技術をフル活用して映像化した作品だ。続編では、ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポールの復讐がついに始まる。
続編には、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023)での来日も話題となった主演のティモシー・シャラメや、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤをはじめ、前作キャストが続投。新たに、ポールと決闘を繰り広げるフェイド=ラウサ役でオースティン・バトラー、宇宙皇帝シャダム4世役でクリストファー・ウォーケン、イルーラン姫役でフローレンス・ピューといった豪華新キャストも参戦する。いよいよ宇宙の命運をかけた最終決戦の開幕だ。3月15日、日本公開。
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4位『Joker: Folie à Deux(原題)』
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4位は『Joker: Folie à Deux』。ホアキン・フェニックスと『ハングオーバー! 』シリーズのトッド・フィリップスがタッグを組んだDC映画『ジョーカー』(2019)の続編だ。
続編はミュージカル映画となることがわかっており、ハーレイクイン役として世界的アーティストのレディー・ガガが参戦する。すでに場面写真もリリースされている。
サブタイトルにある「Folie à deux」はフランス語で、ある者の妄想が別人に感染し、複数人で同じ妄想を共有する「感応精神病」の意。ジョーカーとハーレイの関係性を象徴するタイトルなのではないかと一部ファンの間で推測されている。
フェニックス&ガガのほか、共演者には前作でアーサーの隣人・ソフィー役を演じたザジー・ビーツをはじめ、『メイズ・ランナー』シリーズのジェイコブ・ロフランド、『イニシェリン島の亡霊』(2022)のブレンダン・グリーソン、『ゲット・アウト』(2017)のキャスリン・キーナー、「インダストリー」(2020-)のロバート・スピーリングが名を連ねている。共同脚本には前作に続いてスコット・シルヴァーが就任した。10月4日、米国公開予定。
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3位『マッドマックス:フュリオサ』

3位は『マッドマックス:フュリオサ』。ジョージ・ミラー監督が手がける『マッドマックス』シリーズ最新作だ。
待望の新作で主人公となるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)に登場したフュリオサ。物語は、家族から引き離された若きフュリオサに焦点を当て、彼女が人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”が描かれるという。道すがら、ウォーロード・ディメンタス将軍率いるバイカーの大群の手に落ちたフュリオサは、荒地で戦いに明け暮れる男達と行動を共にしていくうちに、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわすことになる。
シャーリーズ・セロンからフュリオサ役を受け継いだのは、「クイーンズ・ギャンビット」(2020)や『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)などで知られるアニャ・テイラー=ジョイ。2023年公開のアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ではピーチ姫役の声優を務めるなど、マルチな才能を発揮している。
ウォーロード・ディメンタス将軍役には、『マイティ・ソー』シリーズでおなじみクリス・ヘムズワース。本作ではマーベル作品で見せるクールなヒーロー像からかけ離れた毛むくじゃら姿で登場している。ほか劇中には悪役ながら強烈な存在感と圧倒的カリスマで多くのファンを魅了したイモータン・ジョーや、白塗りが印象的なイモータンの私設軍隊「ウォーボーイズ」など、おなじみの面々も姿を見せる予定。本国アメリカでは5月24日、日本では2024年公開予定。
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2位『Deadpool 3(原題)』

2位は『Deadpool 3(原題)』。ライアン・レイノルズ主演、『デッドプール』シリーズ第3弾だ。
旧20世紀フォックスで製作されてきた本シリーズは3作目からマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に所属。さらに、『X-MEN』シリーズでウルヴァリン役を演じたヒュー・ジャックマンが復帰することでも話題となっている。
物語の全容がベールに包まれている3作目は現在、撮影が行われているところ。ハリウッドでのWストライキの影響により製作は大きな停滞を余儀なくされたが、終了後に無事再開し鋭意進められている。
公式からはデッドプールとウルヴァリンが並んで路上を歩く写真が公開されており、なかでもウルヴァリンのコスチュームが原作コミックやアニメ、ゲームでおなじみの黄色いスーツであることがファンを喜ばせた。物語に終止符を打ったはずの『LOGAN/ローガン』(2017)を経て再び登場するウルヴァリン。どのような進化を遂げているのかも期待したいところだ。
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主演のレイノルズやヒューのほか、本作にはヴァネッサ役のモリーナ・バッカリン、コロッサスの声を演じるステファン・カピチッチ、Xフォースのメンバーであるピーター役のロブ・ディレイニー、ユキオ役の忽那汐里らが続投。ヴィラン役には、「ザ・クラウン」シーズン4でダイアナ妃役を演じたエマ・コリンが起用された。監督は『リアル・スティール』(2011)や『フリー・ガイ』(2021)『アダム&アダム』(2022)など、レイノルズ&ヒューからの信頼も厚いショーン・レヴィが務める。7月26日、アメリカ公開。
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1位『オッペンハイマー』

堂々の1位に輝いたのは、『オッペンハイマー』。『ダークナイト』トリロジーや『インセプション』(2010)『インターステラー』(2014)などを手掛けてきたクリストファー・ノーラン監督の最新作だ。
『オッペンハイマー』の主人公は、第二次世界大戦中に進められた原子爆弾の開発・製造を目的とする“マンハッタン計画”を主導した理論物理学者、J・ロバート・オッペンハイマー。本編では、過去・現在・未来とタイムラインを往来しながら、のちに“原爆の父”と呼ばれることになった男の半生が綴られていく。
2023年夏、『オッペンハイマー』は『バービー』と共に映画館業界を盛り上げ、世間では「バーベンハイマー現象」とまで呼ばれた。その年の映画興行成績において3位を獲得。ノーラン監督をして「私が撮った映画で文字通り一番成功した作品」と言わしめた。
『オッペンハイマー』は2023年度の賞レースを牽引しており、ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)や監督賞、主演&助演男優賞、作曲賞の5部門において受賞した。意外にもオスカー像をまだ手にしたことのないノーラン監督初のアカデミー賞受賞にも期待がかかる。
主人公のオッペンハイマー役を演じるのは、ノーラン作品6度目の出演にして初の主演を勝ち取ったキリアン・マーフィー。共演には、オッペンハイマーの妻・キティ役でエミリー・ブラント、「マンハッタン計画」を指揮したレズリー・グローヴス役でマット・デイモン、アメリカ原子力委員会の会長にして戦後オッペンハイマーとの対立劇を繰り広げるルイス・ストロース役でロバート・ダウニー・Jr.、オッペンハイマーの愛人ジーン・タトロック役でフローレンス・ピューが名を連ねている。
ほか、ベニー・サフディやケネス・ブラナー、ジョシュ・ハートネット、ラミ・マレック、マシュー・モディーン、デイン・デハーン、ジャック・クエイド、オールデン・エアエンライク、ジェイソン・クラークといった若手からベテランまで多彩なキャストが顔ぶれが脇を固めた。さらに、名優ゲイリー・オールドマンも僅かだが脳裏に焼きつく重要な役どころで出演している。
製作陣にはノーラン組が集結。撮影監督は『TENET テネット』『ダンケルク』『インターステラー』に続いてホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集と音楽はそれぞれ『TENET テネット』のジェニファー・レイムとルドウィグ・ゴランソンが手掛けた。2024年、日本公開。
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THE RIVER読者が期待する2024年公開作ランキング上位20作品
1位『オッペンハイマー』
2位『Deadpool 3(原題)』
3位『マッドマックス:フュリオサ』
4位『Joker: Folie à Deux(原題)』
5位『デューン 砂の惑星 PART2』
6位『哀れなるものたち』
7位『Venom 3(原題)』
8位『ゴジラxコング 新たなる帝国』
9位『ボーはおそれている』
9位『マダム・ウェブ』
11位『ARGYLLE アーガイル』
12位『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
13位『落下の解剖学』
13位『Alien: Romulus(原題)』
15位『クレイヴン・ザ・ハンター』
16位『猿の惑星/キングダム』
16位『Wicked: Part One(原題)』
18位『インサイド・ヘッド2』
19位『Mickey 17(原題)』
19位『Ballerina(原題)』