『ソー:ラブ&サンダー』でクリス・ヘムズワースのソーは引退しない? ─ タイカ・ワイティティ監督が意味深発言

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の単独スーパーヒーロー映画シリーズで、初となる第4作に突入する『マイティ・ソー』シリーズ。待望の続編『ソー:ラブ&サンダー』ではナタリー・ポートマンがジェーン・フォスター役でカムバックを果たし、“もうひとりのソー”役を演じることも大きな話題となっている。
その展開とシリーズの今後について、米Total Filmのインタビューに登場したタイカ・ワイティティ監督が回答。まず、ジェーンがソーになる物語が描かれたジェイソン・アーロンによるコミックに、どこまで今回の映画が忠実なのか質問され、監督は以下のように説明している。
「ジェーンのストーリーラインとジェーンの身に起こったことは、この映画に大きな影響を与えたので、かなり忠実です。その良いところを取り入れようとしました。
それに面白いアイデアがあるんです。ソーがストームブレイカーという大きな斧を手に入れたと思ったら、今度は彼のハンマーが戻ってきて、他の誰かの手に渡ってしまうわけですから。もう、彼のハンマーではありません。それは、誰かが彼の代わりを務めるという発想なのです。これに対して多くのファンは、“ああ、なるほど。これはバトンの受け渡しなんだな”と、潜在的に決め込んでいるのではないでしょうか。マーベルが今後どんな計画を立てているのかは知りませんが、それは当てはまらないと思います。」
ワイティティが言う「誰か」とは、ポートマン演じるジェーンであることは間違いないだろう。そして気になるのは、「それは当てはまらない」という発言だが、“バトンの受け渡し”の部分を意味しているように思える。
どうやら監督は、第4作で自分探しの旅に出るソーの代わりにジェーンがその座を引き継ぎ、ソー役を演じてきたクリス・ヘムズワースがシリーズから卒業するのではないかという、ファンの懸念や推測を否定しているようだ。ということは、『キャプテン・アメリカ』シリーズでスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)からファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)へ主役のバトンが受け渡されたようなケースは、『マイティ・ソー』シリーズでは起きないということなのだろうか。もしかしたら、ジェーンとソーがダブルで続投する可能性を意味しているとも考えられそうだ。
ワイティティ監督の意味深な発言の答えは、2022年7月8日に日本公開される『ソー:ラブ&サンダー』で出るかもしれない。
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Source:Total Film