『アントマン』第3作、2021年夏に撮影開始 ─ ワスプ役エヴァンジェリン・リリーが認める

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気作、『アントマン』シリーズの第3作『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題:Ant-man And The Wasp: Quantumania)』の撮影が2021年夏に始まる予定であることがわかった。ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリーがInstagramにて明かしている。
このたび、リリーは「『アントマン3』の撮影はいつから?」というファンからの問いかけに「2021年の夏!」と回答。さらに「撮影現場からも投稿しますね」との言葉を添えた。“夏”が具体的に何月を指しているかは不明だが、映画業界のサマー・シーズンは4月下旬や5月初旬から始まることもある。8月まで含めれば約4ヶ月間が“夏”になるわけだが、前作『アントマン&ワスプ』(2018)の公開から約3年、いよいよ新作が動き出そうとしているわけだ。

『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』の撮影時期については、一時は2021年春と報じられていたが、なんらかの理由で時期の繰り下げが行われたとみられる。ハンク・ピム博士役のマイケル・ダグラスは、2021年1月下旬に「ひげを伸ばす頃ですね」とSNSに投稿し、撮影が近づいていることを示唆していたが、実際の撮影が実施されるのはもう少し後になりそうだ。
そのダグラスは、リリーによるコメントに先がけて、同じくInstagramにてファンの質問にビデオメッセージで回答。『アントマン』続編の撮影については「今年のどこかしらで始まります」と抽象的な答えにとどめておき、マーベルの秘密主義については「いつも情報の守秘義務が厳しいんです。喋りすぎてしまって、毒矢を首に打ち込まれるのが怖い」とジョークを飛ばしてみせた。
この投稿をInstagramで見る
『アントマン』シリーズでは、元泥棒の主人公スコット・ラングが元S.H.I.E.L.D.のハンク・ピム博士に見出され、“アリのように”小さくなるアントマンとして活躍。続編『アントマン&ワスプ』(2018)ではピム博士の娘でスコットの恋人、ホープ・ヴァン・ダインがハチのスーツを身にまとい、ワスプとして登場した。来たる第3作は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経ての物語となる。
出演者はアントマン/スコット・ラング役のポール・ラッド、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリーをはじめ、ハンク・ピム役のマイケル・ダグラス、初代ワスプ役のミシェル・ファイファーが復帰。新キャストとして、スコットの娘キャシー役を新たに『名探偵ピカチュウ』(2019)のキャスリン・ニュートンが引き継ぐほか、ヴィランの征服者カーン役をジョナサン・メジャーズが演じる。監督はシリーズ前2作のペイトン・リードが務め、脚本は「リック・アンド・モーティ」やマーベル・コミックなどの経歴を持つジェフ・ラブネスが執筆した。
映画『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題:Ant-man And The Wasp: Quantumania)』は2022年米国公開予定。