Menu
(0)

Search

『アーマー・ウォーズ』どうなったのかドン・チードルにも脚本家にもわからない ─ ドラマ企画当時は「楽しいストーリーだった」

アーマー・ウォーズ
D23 EXPO 2022 - The Ultimate Disney Fan Event presented by VISA - brings together all the worlds of Disney under one roof for three packed days of presentations, pavilions, experiences, concerts, sneak peeks, shopping, and more. The event, which takes place September 9, 10, and 11 at the Anaheim Convention Center, provides fans with unprecedented access to Disney films, series, games, theme parks, collectibles, and celebrities. (The Walt Disney Company) Don Cheadle, Kevin Feige (President, Marvel Studio)

マハーシャラ・アリ主演、映画『ブレイド(原題)』の公開が無期延期となったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には、長期にわたり製作が実現していないプロジェクトがもうひとつある。ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズの単独映画『アーマー・ウォーズ(原題)』だ。

MCU版『ブレイド』の製作が発表されたのは2019年7月、『アーマー・ウォーズ』の企画が発表されたのは2020年12月。こちらも約4年を経て、いまだ企画開発がうまく進んでいないとみられる。最初はドラマシリーズとして計画されたが、のちに長編映画へと企画が変更されるという珍しい経緯もあった。

主演を務める予定のドン・チードルは、米TV Lineの取材で本作の現状を尋ねられると「みなさんが調べて僕に知らせてほしい」と逆に要望。「(長編映画に)変更されたというのが最も大事なところだと思います」と笑い、「僕も今どうなっているのか知らないんですよ。(MCUは)いろんな変化が起きていると思うから、どうなるのかな」と話した。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

また、企画の初期段階から脚本家として起用されていたヤシル・レスターは、米ComicBook.comに対して「僕が作ったシリーズのストーリーは、とても楽しいものでした」と発言。長編映画に企画が変更されたことで、作品の創造性に大きな影響は出ていないと思われるが、「まだ撮影が始まっていない以上、誰にもわからないですよね」と述べた。

既報によると、本作はウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズを主人公として、「アイアンマン/トニー・スタークにとっての最大の恐怖、“もしも技術が悪の手に渡ってしまったら?”が現実化する」という物語を描く。「シークレット・インベージョン」(2023)から直結するとの情報もあるが、レスターは「『シークレット・インベージョン』のように、ローディの物語を巨大なユニバースに繋げなければいけないとすれば、(長編映画化によって)このキャラクターをじっくりと描くのではなく、なるべく迅速に、彼を(MCUの)物語に戻すこともありえる」と話した。

レスターもまた『アーマー・ウォーズ』の現状をつかめずにいるようだが、「マーベルはいつでも“一番面白いものは何か”を考えている」と強調する。「正直に言えば、僕は(MCUの)映画にはドラマシリーズにしておくべき作品があったと思うし、ドラマシリーズには映画にしておくべき作品があったと思う。彼らは今、そのことをより丁寧に受け止め、考えるようになっていると思います」

Source: TV Line, ComicBook.com

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly