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『アベンジャーズ』第5作、『シャン・チー』監督が就任決定

デスティン・ダニエル・クレットン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48469282532/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のクロスオーバー超大作となる『アベンジャーズ』シリーズの第5作『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題:Avengers: The Kang Dynasty)』の監督を、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』デスティン・ダニエル・クレットンが務めることがわかった。米The Hollywood Reporterが伝えた。

『ザ・カーン・ダイナスティ』とは日本語で「カーン王朝」の意。コミックでは30世紀から現れた征服者カーンとアベンジャーズの激闘が、2001年6月から2002年8月まで全16回にわたって描かれた。MCUにおけるカーンの変異体の存在はドラマ「ロキ」で描かれた。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で幕を閉じた「インフィニティ・サーガ」に続き、現在のMCUは「マルチバース・サーガ」にある。征服者カーンはサノスに継ぐラスボス級ヴィランになると見られており、『ザ・カーン・ダイナスティ』ではアベンジャーズや新ヒーローらが集結しての壮大な戦いが描かれるものと期待される。

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MCU最大規模となりうる大作の監督を任されたデスティン・ダニエル・クレットンは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でアジア系ヒーローのデビューを鮮烈に描いた気鋭。『ショート・ターム』(2013)や『ガラスの城の約束』(2017)など、ブリー・ラーソン(キャプテン・マーベル役)との仕事の縁も深い。『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)では人種問題に由来する不正を緊迫感と共に描き、ドラマ「TOKYO VICE」ではエクゼクティブ・プロデューサーも務めた。

シャン・チー/テン・リングスの伝説
©Marvel Studios 2021

『シャン・チー』では、カンフー映画譲りの素早く美しいアクションと、普遍的な親子劇、オリエンタルな香りをMCUにもたらすことに成功している。クレットン監督は、先駆けて『シャン・チー』の続編にも監督・脚本として続投することが伝えられているが、現時点でこの続編の公開時期はアナウンスされていない。さらには、新ドラマ「ワンダーマン(原題)」の製作にも起用されている。マーベル・スタジオがクレットンをいかに重要視しているかがうかがえる。

アジア系フィルムメーカーが描く『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』について、現時点で判明しているのは2025年春公開との予定のみ。なお同年秋には、その続編となる『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題:Avengers: Secret Wars)』も公開予定。これをもってMCUのフェーズ6が幕を下ろす。

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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』はデジタル配信中、MovieNEX発売中。

Source:The Hollywood Reporter

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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