『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』ストーリー&コンセプトアート公開 ─ M.O.D.O.K.ついに実写登場

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アントマン』シリーズの第3作『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』のコンセプトアートが公開された。2022年7月23日(米国時間)のサンディエゴ・コミコンでは予告編が上映され、謎に包まれたストーリーの一部も明らかになっている。
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上映された予告編によると、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)ののち、アントマン/スコット・ラングは『小さい男にご用心(Look Out for the Little Guy)』という自伝本を執筆し、すっかり人気者になった模様。書店での読み聞かせには大勢が集まり、アントマンの衣裳を着た子どももやってくる。しかしその一方で、スコットと家族の距離は開く一方だ。成長した娘のキャシーが逮捕されたという連絡が入るばかりか、スコットはキャシーにどう接していいのかわからない。ハンク・ピムとジャネット・ヴァン・ダイン夫婦、そしてワスプ/ホープ・ヴァン・ダインはスコットの自伝が良くないのだと考えている。そんなある日、実験中に事故が起こり、スコットたち一家全員が量子世界に引きずり込まれてしまう……。
本作には『アントマン』シリーズから、アントマン/スコット・ラング役のポール・ラッド、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリー、ハンク・ピム役のマイケル・ダグラス、ジャネット・ヴァン・ダイン役のミシェル・ファイファーが続投。娘のキャシー・ラング役には新たに『名探偵ピカチュウ』(2019)のキャスリン・ニュートンが起用され、ヴィランの征服者カーン役を『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)のジョナサン・メジャースが演じる。
予告編では、征服者カーンの「面白い男だな、スコット・ラング。お前は時間を無駄遣いしすぎた。けれども“時間”はお前の思っているようなものとは違う、一直線じゃないんだ」という台詞や、ビル・マーレイ演じる量子世界の内部の男、そしてコミックファンにはおなじみの人気ヴィラン・M.O.D.O.K.(Mental Organism Designed Only for Killing=“殺人専用精神的生命体”)が登場していたとのこと。予告編では台詞がなかったというから、担当する声優にも注目が集まりそうだ。また公開されたアートからは、スコット&ホープのほか、娘のキャシーもスーツ姿で活躍することが予想される。

監督はシリーズ前2作を手がけたペイトン・リードが務め、脚本は「リック・アンド・モーティ」のジェフ・ラブネスが執筆。監督いわく、本作では多数の新キャラクターとともに「みなさんの予想とは少々異なる量子世界」を掘り下げていくことになるという。ヴィランの征服者カーンは、おそらく2025年公開の『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』にも直結する存在。本作は今後のMCUの鍵を握る重要な一作と見ていいはずだ。
映画『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』は2023年2月17日に米国公開予定。
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Sources: Deadline, Variety, Collider