デイミアン・チャゼル監督最新作からエマ・ストーン降板、代役にマーゴット・ロビーが出演交渉中 ─ 『ワンハリ』ブラッド・ピットと再タッグか

『セッション』(2014)『ラ・ラ・ランド』(2017)のデイミアン・チャゼル監督による最新作『バビロン(原題:Babylon)』に出演交渉が伝えられていたエマ・ストーンの降板が発表された。あわせて、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)などで知られるマーゴット・ロビーが代役として交渉中にあることが判明している。米Deadlineが報じた。
『バビロン』は、1920年代、サイレント映画からトーキー映画へ移り変わる頃のハリウッドを舞台とする、史実とフィクションを織り交ぜたR指定のオリジナル作品。本作の初報が伝えられた2019年7月、ストーンのほか『オーシャンズ』シリーズのブラッド・ピットが出演交渉中と報じられていた。
ストーンの降板理由は、スケジュール上の都合とのこと。現在、交渉の初期段階にあるロビーは、決定すればストーンの役を引き受けることになる。また、ロビーはクエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でピットと共演したばかり。『バビロン』は、1960年代のハリウッドに虚実を織り交ぜた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を彷彿とさせる作風ということもあり、ロビーとピットの再タッグに期待が高まるばかりだ。
本作の製作費は、推定8,000万ドルから1億ドル。チャゼル監督史上最大規模となり、渾身の1作となりそうだ。交渉中のピット&ロビーと共演する出演者陣には、オールスターキャストが検討されているとのこと。プロデューサーにはチャゼルの妻オリビア・ハミルトン、『フィフス・ウェイブ』(2016)マシュー・プルーフ、『ラ・ラ・ランド』のマーク・プラット、俳優トビー・マグワイアら、錚々たる顔ぶれが揃っている。配給は米パラマウント・ピクチャーズ。米公開は現時点で2021年12月25日を予定している。
ロビーは、イギリスのコミック『タンク・ガール(原題:Tank Girl)』の再映画化や実写版『バービー(原題:Barbie)』への主演&製作、ジェームズ・ガン版『ザ・スーサイド・スクワッド』の公開を控えるほか、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作映画(タイトル未定)に参加している。
Source: Deadline