マーベル『ブレイド』新監督・脚本家決定、製作再開へ ─ 最も「ダークな」MCU映画に
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)リブート版『ブレイド(原題)』の後任監督が、フランス出身のヤン・ドマンジュに決定した。あわせて、マイケル・スターバリーが新たな脚本を手がけることも判明している。米Varietyなどが伝えた。
『ブレイド』はバッサム・ターリク監督とともに2022年10月より撮影に入る段取りだったが、直前の9月下旬になって監督が降板。理由はスケジュール都合とされた。マーベル ・スタジオが後任を探す間、映画の公開予定は2023年11月3日から2024年9月6日に変更。これを受け、『デッドプール3』『ファンタスティック・フォー(原題)』『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』も玉突き延期となっている。
先の降板によってプリプロダクション(撮影前準備)は中止されていたが、新体制とともに2023年より米アトランタで製作再開となる。
報道によれば、候補者と会う時間ができたことで、マーベル・スタジオは本作のトーンを「ゼロ」にすることができたという。内通者情報として伝えられるところでは、本作は過去の『ブレイド』シリーズほどダークにはならないが、これまでのMCU作品よりもダークなトーンで挑もうとしているという。
新監督に任命されたヤン・ドマンジュの日本公開作としては、2015年公開のアクション・スリラー『ベルファスト71』がある。ジャック・オコンネル、リチャード・ドーマーらが出演した。ドラマ「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」(202)の1エピソードも手掛けている。
マイケル・スターバリーは「ボクらを見る目」(2019)などのドラマシリーズのいくつかを手掛けた。コミック『The Hated』を実写化するNetflixの西部劇シリーズを執筆する企画も抱える。
『ブレイド』は、1990〜2000年代にウェズリー・スナイプス主演で実写化された元祖マーベル映画をMCUで新たに描き直す注目企画。ブレイド役として主演には『ムーンライト』(2016)『グリーンブック』(2018)でアカデミー助演男優賞に二度輝いたマハーシャラ・アリ。『マルコムX』(1992)などスパイク・リー監督作品で知られるデルロイ・リンドー、DCドラマ「クリプトン」(2018‐2019)のアーロン・ピエールが出演する。
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