キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンス『アベンジャーズ』4作目で出演契約満了!「卒業」報道に本人がコメント【和訳あり】

2017年3月15日、映画『キャプテン・アメリカ』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズなどでキャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンスが、『アベンジャーズ』第4作を最後に同役を卒業するというニュースが入ってきた。それから9日が経った今日、ようやくエヴァンス本人によるコメントが到着。本記事では、そのコメントの全文をお届けしたい。

「もう赤・白・青のコスチュームを着ることはない」

海外メディア、そして多くのファンに衝撃をもって受け止められた「クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ卒業」のニュースは、男性誌「エスクァイア」のウェブサイトに掲載された、エヴァンス自身のインタビューが発端だった。

まず注意しておきたいのは、エヴァンス本人が「卒業」を示唆したわけではないことだ。問題となったのは、記者によって執筆された文章に含まれていた、以下のようなくだりである。

「映画(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アンタイトルド・アベンジャーズ(仮題)』)の撮影は4月から同時に行われる。その後はもう、彼が赤・白・青のコスチュームを着ることはない。彼の契約は満了となっているのだ。」

エスクァイア誌のインタビューによると、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)への出演にあたり、エヴァンスはマーベル・スタジオと計6本の映画に出演する契約を結んだという。元々マーベルが9本の契約を提案したところ、エヴァンス側が6本での契約を求めたというのだ。その契約が、『アベンジャーズ』シリーズの4作目にあたる『アンタイトルド・アベンジャーズ』をもって満了となるわけだ。

また同誌のインタビュー記事には、以下のような文章も含まれている。

「マーベル映画の撮影には5ヶ月を要するうえ、それぞれプロモーションの義務もある。キャプテン・アメリカを演じている限り、ほかのプロジェクトに参加する時間がなくなることを、エヴァンスは分かっているのだ。彼は映画を撮りたいのだし、もっと人間らしい役柄も演じたいのである。」

この一連を読むかぎり、エヴァンスはキャプテン・アメリカ役やマーベル映画にネガティブなのだと感じても無理はないだろう。現にエヴァンスの新作『ギフテッド(原題:Gifted)』は、マーベル映画とは180度異なる種類の映画である。しかし繰り返すが、けしてエヴァンス自身が「だからキャプテン・アメリカを卒業する」と述べたわけではない。

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クリス・エヴァンス、マーベルとの契約について語る

映画情報サイト「コライダー」は、『ギフテッド』のプロモーションのため行われたインタビューで、エヴァンスに「キャプテン・アメリカ卒業」についてのコメントを求めている。そこで彼自身が語った内容は、エスクァイア誌のインタビュー記事とはややトーンが異なるものだった。

インタビュアー: 『アベンジャーズ』の次回作2本のあと、本当にキャプテン・アメリカ役を卒業するつもりなんですか?

エヴァンス: それは僕が決められることじゃないんです。僕の契約は終わります。でも僕は、この場で「もうやらない」って言うつもりはありません。ヒュー・ジャックマンは47歳でウルヴァリンを演じてるし、しかも作品は良くなり続けてますよね。(キャプテン・アメリカは)僕の大好きなキャラクターだし、(マーベルは)自分たちの仕事をよく理解している工場なんです。安定したシステムで、すごい映画を作っている。もし彼らがクオリティを追求しなかったなら、僕は違う意見だったでしょうね。でもマーベルがやってることは、すべて映画を良くしていて、だから僕はキャプテン・アメリカが大好きなんです。演じない理由は「契約が切れるから」というだけですよ。『アベンジャーズ』4作目のあと、僕の契約は満了になるんです。マーベルと話さなきゃいけませんね。もし今後も一緒に仕事するなら、僕は快く引き受けますよ。キャラクターのことが大好きですしね。

このようにエヴァンス自身は、キャプテン・アメリカを演じることに積極的でも消極的でもない姿勢だ。あくまで今後のことはマーベルとの契約次第、ということだろう。実際にエヴァンスは、幅広い映画に出演すること、また映画を撮ることに強い意欲をみせている。マーベル作品の合間を縫って企画に参加するのではなく、より主体的にプロジェクトを選びたい気持ちがあることも、おそらく想像に難くない。

ちなみにトニー・スターク/アイアンマンを演じているロバート・ダウニー・Jr.は、かつて『アイアンマン3』(2013年)でマーベルとの契約を一度満了した際、今後は映画に主演しないという条件で再契約を実現したという。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)ではほとんど主役に近い役回りだったが、それでも主演俳優よりは負担がはるかに軽いということだろうか。そうした交渉の余地があるなら、エヴァンスが今後もキャプテン・アメリカを演じる可能性も高そうだが……。

もっともマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、以前エヴァンスの演じるキャプテン・アメリカについて「ほかの人は想像できない」とまで語っていた。これから何らかの交渉が行われることは、おそらく間違いないだろう。あとはエヴァンスがどんな条件を示すのか、というところなのかもしれない。

[追記 2017年6月11日13時]

クリス・エヴァンスはイギリス・テレグラフ紙に対して、『アベンジャーズ』第4作までの契約延長を行ったことを示唆し、また同作で「すべてが終わる」と語っている。詳細は以下の記事をご覧いただきたい。

【続報】キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンス『アベンジャーズ』第4作で「すべてが終わる」マーベルとの契約問題、その現状を語る

Sources: http://www.esquire.com/entertainment/a53656/chris-evans-fights-back/
http://collider.com/chris-evans-done-playing-captain-america/
http://collider.com/chris-evans-captain-america-contract-future/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00ZMPRNGM/
© 2014 Marvel

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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