ダニエル・クレイグ『007』の新監督に『ブレードランナー 2049』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を熱望 ― 英誌報道

映画『007』シリーズの第25作目で、主演のダニエル・クレイグがドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の起用を望んでいるという。英DailyMail誌が報じている。
『007』の第25作については、2019年11月8日に米国にて公開されることが2017年7月に発表された。その後、アメリカ・イギリスの複数メディアがジェームズ・ボンド役をクレイグが続投すると報じたのち、8月15日(米国時間)に本人の口より続投の事実が明言されている。しかし依然として、新たに監督を務める人物が誰になるのかは判明していない。
こうしたなかDailyMail誌は、クレイグの第一希望として『ボーダーライン』(2015)や『メッセージ』(2016)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の名前が挙がっていると記した。ヴィルヌーヴ監督は最新作『ブレードランナー 2049』(2017年10月27日公開)が控えているほか、デヴィッド・リンチ監督作品『DUNE/砂の惑星』(1984)のリメイク企画に参加するともいわれており、非常に多忙なスケジュールだとみられている。
もっとも『007』第25作では、かねてよりヴィルヌーヴ監督の名前が有力候補としてささやかれていた。最有力として目されていたのは『ベルファスト71』(2014)のヤン・ドマンジュ監督だが、それに続く候補者の一人としてヴィルヌーヴ監督の名前もあったのだ。2017年7月下旬の時点で、すでに候補者はプロデューサー陣との面会を済ませているともいわれている。
なおDailyMail誌によると、やはり候補者には複数の名前が挙がっているという。ただし、そのなかでクレイグが特に強い関心を示しているのがヴィルヌーヴ監督だということだ。クレイグはプロデューサーが熱望しての続投とあって、本プロジェクトでは非常に強い影響力を持っているものと思われる。
果たして、大作映画『ブレードランナー 2049』に挑んだヴィルヌーヴ監督は、その次回作として『007』という超巨大企画を選ぶことになるのかどうか……。その選択には『007』関係者のみならず、世界中の映画ファンが熱い視線を注ぐことだろう。
ちなみに『007』第25作の脚本は、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)以降のダニエル・クレイグ版『007』をすべて執筆してきたニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが手がけている。
Sources: http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-4908060/Patti-LuPone-returning-UK-away-s-storm.html
https://www.flickeringmyth.com/2017/09/daniel-craig-reportedly-wants-denis-villeneuve-to-direct-bond-25/
Eyecatch Image: Daniel Craig – Film Premiere “Spectre” 007 – on the Red Carpet in Berlin / www.GlynLowe.com ( https://www.flickr.com/photos/glynlowe/22549225906 )