『デッドプール』第3作、監督に『フリー・ガイ』ショーン・レヴィが就任へ ─ シリーズ脚本家も復帰

ライアン・レイノルズ主演、『デッドプール』第3作(タイトル未定)の監督に『フリー・ガイ』(2021)のショーン・レヴィが就任する方針であることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
マーベル・コミックに基づく『デッドプール』シリーズは、20世紀フォックスが製作を務め、原作のトーンを活かしたR指定のバイオレンス・コメディ路線で大ヒット。第1作『デッドプール』(2016)は全世界興行収入7億8310万ドル、続編『デッドプール2』(2018)は世界興収7億8580万ドルを記録した。ディズニーの20世紀フォックス買収を経た第3作は、マーベル・スタジオのもとでマーベル・シネマティック・ユニバース作品として製作される見込みだ。
報道によると、レヴィ監督はただいま契約交渉中とのこと。『ナイト ミュージアム』シリーズや『リアル・スティール』(2011)などを手がけてきたレヴィは、『フリー・ガイ』や『アダム&アダム』(2022)でライアン・レイノルズとのタッグを継続中。ディズニーとしては、20世紀スタジオ作品『フリー・ガイ』の好評を受けての起用とも言えるだろう。
マーベル・スタジオは『デッドプール』第3作をR指定とする意向を示しているため、今回の報道を受けて、ライアンはさっそく「ショーン・レヴィ3部作の3作目はちょっと尖り気味」とツイート。『フリー・ガイ』のガイ、『アダム&アダム』のアダム・リードとともにデッドプールの姿を並べることで、レヴィ監督の就任を事実上認めた。全年齢層向けの映画を作ってきたふたりが、『デッドプール』で新たな化学反応を見せることになりそうだ。
The third film in my Shawn Levy trilogy will be a tad more stabby. pic.twitter.com/ofBrFyaRsv
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) March 11, 2022
なおこのたび、レヴィ監督の就任とともに、シリーズ過去2作の脚本家であるレット・リース&ポール・ワーニックが復帰することも判明した。過去には脚本家として「ボブズ・バーガーズ」(2011-)のウェンディー&リジー・モリノーが就任したと報じられていたが、現在はリース&ワーニックが最新の脚本を執筆しているという。
映画『デッドプール』第3作(タイトル未定)の公開時期は未定で、ライアン以外の出演者は発表されていない。以前、ライアンは2022年内に撮影が始まる可能性を「70%」と語っていた。
Source: The Hollywood Reporter