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『デスノート』ハリウッド版ドラマの脚本家が決定 ─ 日本在住経験あり、漫画&アニメを愛する新鋭

Death Note/デスノート
Netflix

Netflix製作、ハリウッド版ドラマシリーズ「Death Note(原題)」の脚本家が決定した。米Deadlineが報じている。

本作は原作・大場つぐみ、作画・小畑健による日本の大ヒットコミック『DEATH NOTE(デスノート)』を新たに実写化するもの。原作では名前を書かれた者が死ぬという効力を持つ“デスノート”を手に入れた主人公の夜神月、事件を追う名探偵・Lなどの頭脳戦が描かれた。今回のドラマ版では、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)で知られるダファー兄弟の製作会社・Upside Down Pictureが製作を務める。

報道によると、シリーズの脚本・製作総指揮として就任したのは新鋭ハリア・アブデル=メギド。日本の漫画やアニメに詳しく、かつて東京に住んだ経験もあり日本語も流暢に話せる人物だという。俳優・ミュージシャンとしてキャリアをスタートしたハリアは、脚本家に転身した現在も音楽活動を継続。「ドクター・フー」や「ハンニバル」(2013-2015)では歌唱や楽曲提供を担当している。

脚本家としては、マーティン・スコセッシ&レオナルド・ディカプリオ製作総指揮「The Devil in the White City(原題)」に参加。ダファー兄弟とは、スティーブン・キング&ピーター・ストラウブ原作『タリスマン』のドラマ化企画でも脚本コンサルタントを務めており、ふたりの信頼を受けて本作にも起用されたとみられる。

『デスノート』は日本でも2006年に藤原竜也&松山ケンイチ主演による実写映画版が製作され、その後も映画やテレビドラマ、アニメ、ゲーム、ミュージカルなどさまざまな形でメディアミックスが展開されてきた。Netflixは2017年にハリウッド実写映画版『Death Note/デスノート』も製作しているが、今回のドラマ版は同作とは関連性を持たない、完全なる新解釈で原作を再映像化する作品となる見込みだ。

なお、Netflixは実写映画版の続編企画も進行中。製作のマシ・オカは、2021年9月にまだ企画が進行していることを明かしつつ、「まだ何も決まっていません」「ファンが満足してくれることを願っています」と話していた。その後の続報は到着していない。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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