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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』新あらすじが米公開 ─ 「新旧の仲間」「並行世界を横断」の謎

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
©Marvel Studios 2022

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の新たなあらすじ(シノプシス)が、米マーベル・スタジオ/ディズニーによって公開された。米Colliderが報じている。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、おなじみドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の単独映画『ドクター・ストレンジ』(2016)の続編にして、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で本格開幕した“マルチバース”のコンセプトをさらに掘り下げる一作。新たなあらすじには、どうも気になる文言が織り込まれていて……。

「マーベル・スタジオによる『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で、MCUはマルチバースを解き放ち、今までの限界を超える。未知の世界へ飛び込んだドクター・ストレンジは、新旧の神秘的な仲間たちの助けを得て、幻覚のような、危険なマルチバースの並行世界を横断していく。謎に包まれた、新たな敵と対峙するために。」

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MCUの企図する“マルチバース”がいかなるものかは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観ていればわかることだろう。同作ではMCUに属していなかったサム・ライミ版『スパイダーマン』3部作、また『アメイジング・スパイダーマン』2部作からヴィランたちが集結し、“MCU版”スパイダーマン/ピーター・パーカー(トム・ホランド)の前に現れたのだ。“マルチバース・オブ・マッドネス”というタイトルや、「今までの限界を超える」という大胆な宣言には、同作をもしのぐ大きな可能性が見て取れる。

まず気になるのは「新旧の神秘的な仲間たち」という言葉だ。本作には前作『ドクター・ストレンジ』からウォン(ベネディクト・ウォン)、クリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)が再登場するため、おそらく“旧”の代表格はこの二人だろう。がっちりとタッグを組むのは初めてだが、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)もこちらに含まれるかもしれない。前作ラストで道を違えた兄貴分・モルド(キウェテル・イジョフォー)が敵か味方かはまだ不明。かたや“新”の代表格と目されるのは、物語の鍵を握るというアメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)だ。

もっとも、あらすじに記されているように、今回のストレンジは「マルチバースの並行世界を横断」するのである。スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ以外のMCUヒーローがサプライズ登場する可能性もあれば、予期せぬところから予期せぬキャラクターが飛び出してくる可能性もある。「新旧の神秘的な仲間たち」がファンの予想を軽々と超えることもありうる以上、注意すべきはアメリカ・チャベスだけではないだろう。

ちなみに『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では大規模な再撮影が行われたが、一説には、これはマーベルが「さらにマルチバースで楽しめる」内容を目指し、さらなるカメオ出演者を投入して複数のキャラクターを登場させることにしたためだともいわれている。すでに予測不可能な本作、おそらく“マルチバース・オブ・マッドネス”の名にふさわしい作品になっているはず。いったい何が起こるのか?

映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は2022年5月4日(水・祝)より全国公開

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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