「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」やはりMCUの今後に繋がる、脚本家は「3作品は考えられる」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」が、やはり今後のMCU作品に深く繋がっていることがわかった。米Entertainment Weeklyにて、脚本・製作総指揮のマルコム・スペルマンは「3本は考えられる」と話している。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)から6ヶ月後を舞台とする本作では、ファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)とウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)の新たな任務が描かれる。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のラストで消滅した人々が『エンドゲーム』で帰ってきた後の“複雑な現実”が物語のベースとなるのだ。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によると、「ワンダヴィジョン」から始まったMCUのフェイズ4では、各作品は「比較的独立しているか、『エンドゲーム』に遡って繋がるか」だという。「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は後者、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)後を描く映画『ブラック・ウィドウ』は前者だろう。いずれにせよ、物語はその先へとさらに繋がっていくことになる。
たとえば「ワンダヴィジョン」の場合、物語が『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題)』に繋がることはあらかじめ明言されていた。このたびスペルマンも、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」について「(繋がる作品が)3本は考えられますが、それが何かは言えない」と述べたのである。
企画中の作品が多いこともあり、現時点で「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」がどの作品に繋がるのかは分からない。しかし、ファイギ社長はサム&バッキーというキャラクターについて「この後の未来も用意しています」と明言。そもそも記者会見の時点で、ファイギ社長はこのように話していたのだ。
「バッキーとサムはMCUに欠かせない存在。二人の成長や変化、あるいは経験がMCUに大きな影響を与える可能性があります。今後のストーリーに大きく繋がる変化が起こるかもしれません。」
なお、マーベル・スタジオは複数のシーズンを前提としたシリーズも企画しているというが、本作に関してはシーズン2の話し合いが実施されていないことが判明済み。したがって、現時点では1シーズンかぎりのリミテッドシリーズとなる可能性が高い。ファイギ社長は今回、シーズン2が実現する可能性について「ネタバレになってしまう」として回答を避けている。
ところでディズニーによる20世紀フォックス買収を受け、本作にも「ワンダヴィジョン」と同じく『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』を思わせる仕掛けは織り込まれている模様。ただしファイギ社長いわく、それらは「どちらかといえば小ネタや、それ単独のもの」だという。“あまり期待しすぎないで”とも言われているだけに、たとえ発見したとしても、物語がそちらへ転がる可能性は低いと考えるべきなのかもしれない。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は、2021年3月19日(金)より配信中。
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Sources: Entertainment Weekly(1, 2), Comicbook.com