マーベルの銀河ヒーロー「ノヴァ」、MCU参戦を社長が認める「やります」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を指揮する米マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、銀河を守るヒーロー・ノヴァのMCU参戦を認めた。米Comicbook.comの取材にて、ファイギ社長は現在の状況を明らかにしている。
“ノヴァ”とは銀河を守る民兵組織「ノヴァ・コァ」のメンバーを指す名称で、地球人としてノヴァになったキャラクターにはリチャード・ライダーとサム・アレキサンダーがいる。コミックをはじめ、ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』にも登場しており、キャラクターとしては『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに縁が深い(映画版にもその名称は「ノヴァ軍」として引き継がれている)。
ファイギ社長は2018年4月からノヴァの映画化に「今すぐでも」と積極的な姿勢を明らかにしており、2019年3月にもなんらかの企画が動いていることを示唆していた。過去には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の企画開発中、ノヴァが脚本に登場していたというが、いずれも完成版には残っていない。
このたびファイギ社長は、ノヴァが主役・脇役のいずれかで映像化されるかどうかを尋ねられ、「ええ、やりますよ」と応答。かねてよりの意欲が衰えていないこと、現在もMCU参戦の意向は固いことを明らかにした。ただし「大切なのはタイミングです。ドクター・ストレンジなんか、単独映画が公開される8年も前から話をしていましたから」とのコメントから察するに、現在は様子をうかがっている模様。ファイギ社長は「ノヴァ・コァやノヴァは物語上ふさわしいところに登場させたい」との意向も強調している。
ちなみに、かつてジェームズ・ガン監督に代わって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』への登板を打診された『バイス』(2018)のアダム・マッケイ監督は、2018年12月の時点で「(マーベルは)『ノヴァ』も検討していると思います」と述べていた。ここから想像するに、水面下で進んでいるのは単独映画化だろうか。むろんマーベル・スタジオはドラマシリーズの拡充に注力しているため、実現にはさまざまな可能性がある。
Source: Comicbook.com