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【ネタバレ考察】『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』次回作のヴィランは誰か ─ グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーン登場の可能性を考える

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
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複数のヴィランが登場するなら?

クレイヴン・ザ・ハンターはどうか。“スパイダーマン狩り”に執念を燃やし、秘薬の力によって驚異的な身体能力と五感を保持する屈強な男。あの『ブラックパンサー』(2018)ではライアン・クーグラー監督が使用を希望したこともあった。『ファー・フロム・ホーム』ミッド・クレジット・シーンでスパイダーマンの本名がバラされたことにより、スパイダーマンを捕まえようとする挑戦者が現れるとしたら?


実は2017年時点で、ソニー・ピクチャーズがミステリオとコンビでスピンオフ映画を製作したいとの企画を立てていたこともある。その後はまさかの単独映画化の動きまで伝えられているから、ソニー・ピクチャーズにとってクレイヴンは秘蔵のキャラクターなのではないか。

時代のレンズを通じて考える

続いて、マーベル・シネマティック・ユニバースにおける同時代性、つまりは時事性を重視してみよう。アメリカと中東間で大量破壊兵器をめぐる緊張と戦争が続いた2008年に公開された『アイアンマン』(2008)や、ビッグデータ活用が盛り上がりを見せた頃に放たれた『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)、ポリティカル・コレクトネス時代に新たなスタンダードを提示した『ブラックパンサー』(2018)に、#MeToo運動における鉄拳的な一撃『キャプテン・マーベル』(2019)……。

信じるものが必要だ。今の時代、人は何だって信じる。」おそらく、次回作への架け橋となるのはミステリオが死に際にこぼしたこの台詞だ。宇宙から現れた人外の怪物に一度地球をほとんど滅ぼされ、自然摂理も常識も価値観もすべてが破壊された今、民衆が求めているのは彼らを束ねる指導者/カリスマではないか。そんな人々の前に、強烈な人物が現れたら?たとえば、ドナルド・トランプのような……。

想像はしやすい。「スーパーヒーローは我々を見捨てたのだ」などと喧伝するのだ。人々の不安や恐れ、怒りを利用して、「私がこの国を、もう一度偉大にしてみせる」と高らかに宣言する。たとえば宇宙生命体に対して「壁」となる防衛システムを築くかもしれない。とにかく、「スーパーヒーローなんぞに頼るのではなく、自分たちの安全は自分たちで守る」といった具合で、ヒーローの存在から独立した保護政策を推進していく。現実世界ではグローバル化に対する強烈な振り戻しとしてトランプ政権が台頭したように、スーパーヒーローがスターとして崇められる風潮に逆風を巻き起こすのだ。その裏では国家掌握のために暗躍していて、これに感づいたデイリー・ビューグルが真相を暴こうとするが、彼は「フェイクニュースだ」と切り捨てる……。

コミックやゲームではニューヨーク市長としても登場したノーマン・オズボーンなら、MCU版「悪のトランプ」の役回りもこなせるだろう。もちろん政治家以外としての登場もあり得る。確かに前2シリーズにも繰り返し登場したキャラクターだが、「よほどの理由」として相応しければ登場の可能性はある。

ノーマン・オズボーン登場、準備は整っている説

最後に、興味深い説を紹介しておこう。MCUは、すでに劇中にノーマン・オズボーンを人知れず存在させていたというものだ。米ScreenRantが提唱するところによれば、ピーター・パーカーを噛んだ遺伝子操作蜘蛛にオズボーンが関わっているというもの。高校の課外研修でオズコープ社を訪れていた、という考えだ。確かにMCUでのスパイダーマンのオリジンは明確に説明されていない。

それから、『ホームカミング』でもともとバルチャーから武器を買っていたクライアントがオズボーンであるという説。また同作では、トニーがスターク・タワーを何者かに売り渡して引っ越しを行っていた。スターク・タワーほどの一大資産を購入できる者とは。さらに、『アントマン&ワスプ』(2018)で、ピムの技術に興味を示す”買い手”がいると語られていた。これらは全て、ノーマン・オズボーンだったのではないかという考察だ。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』次回作で、MCU版グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーンが満を持して登場する可能性は、一体どれくらいあるだろう。バルチャーにミステリオと、緑色のヴィランが続くところも加点して考えたい。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は公開中

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp

Source:CinemaBlend,Comicbook.com,ScreenRant

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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