「スパイダーマン」スピンオフ作品『ヴェノム』のヴィランはカーネイジ!新たにクレイヴン&ミステリオ主役の作品も検討中

ソニー・ピクチャーズは、「スパイダーマン」の3度目の映画化作品となる『スパイダーマン:ホームカミング』で、スパイダーマンをマーベル・スタジオ主導のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にスパイダーマンを参戦させる。その一方で、同社は「スパイダーマン」に関する独自の世界観を作り上げていくようだ。

本日(2017年6月22日)ハリウッド・レポーター紙は、このソニー・ピクチャーズによる「スパイダーマン」スピンオフ作品について、複数の情報を新たに提供している。

①『ヴェノム』のヴィランはカーネイジ

ソニー・ピクチャーズが始動させる「スパイダーマン」スピンオフ作品の第1弾がトム・ハーディ主演の『ヴェノム(原題:Venom)』だ。ファンからの人気も大きいヴィランでありダーク・ヒーローだが、この作品にヴィランとして登場するのは、同じく人気キャラクターのカーネイジになるという。

スパイダーマンに飛びかかるキャラクターのうち、左がヴェノム、右がカーネイジ。

ヴェノム、カーネイジというキャラクターに詳しくない読者には、この2つの人物は「よく似ている」ようにしか映らないだろう。しかしそれもそのはず、ヴェノムとカーネイジはともに地球外の寄生生物シンビオートに寄生されているのである。その宿主となった人間は超人的な能力をもつ一方で凶暴化してしまう。その力は宿主の感情や衝動が一致するとさらに際立つことになる。

このシンビオートが『ヴェノム』の主人公エディ・ブロックに寄生して誕生したのがヴェノムで、かたやクレタス・キャサディという連続殺人犯に寄生して生まれたのがカーネイジだ。宿主がそもそも凶悪なため、ときにダーク・ヒーロー的な位置づけとなるヴェノムに対し、カーネイジは純粋に凶暴なヴィランとしてコミックでは活躍する。

R指定を受けることもあえて避けないという『ヴェノム』の製作スタンスは、カーネイジというキャラクターを登場させ、そしてヴェノムと激突させるにはうってつけではないだろうか。またカーネイジが登場するという情報によって、本作が“SFホラー”になるという情報にもがぜん説得力が増してきた。気になるのは、カーネイジ役としてトム・ハーディと真正面から激突する俳優だが……人気のあるキャラクターだけに、演じてほしい俳優にはファンの意見が分かれそうだ。

映画『ヴェノム』は2018年10月5日に米国公開予定

②スピンオフ第3弾はクレイヴン・ザ・ハンター&ミステリオ?

現在ソニー・ピクチャーズは、『ヴェノム』に次ぐスピンオフ作品の第2弾としてシルバーセーブル&ブラックキャットを主人公とした映画『シルバー&ブラック(原題:Silver & Black)』を進行している。出演者や公開日は判明していないが、監督にはジーナ・プリンス=バイスウッドが起用された。

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ハリウッド・レポーター紙によると、ソニーは『シルバー&ブラック』につづく作品として、コミック「スパイダーマン」に登場するヴィラン、クレイヴン・ザ・ハンターミステリオに焦点を当てた映画の計画を始動させているという。

クレイヴン・ザ・ハンターは、その名の通りもともと有名なハンターで、自分の力を証明するためにスパイダーマンを獲物として狙う人物だ。一方のミステリオは、映像や幻覚などを武器とするキャラクターである。共通するのは、ともにドクター・オクトパス率いる組織「シニスター・シックス」の一員ということだ。

 

かつてソニー・ピクチャーズは、アンドリュー・ガーフィールド主演による『アメイジング・スパイダーマン3』とともに、スピンオフ作品『シニスター・シックス(仮題)』の製作を予定していた。しかし『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが打ち切られると同時に、『シニスター・シックス』も製作中止となっている。もしかして、これらスピンオフ企画の向かう先には、以前実現できなかった計画へのリベンジがあるのだろうか……。

ちなみにソニー・ピクチャーズ社長のエイミー・パスカル氏は、先日、これら「スパイダーマン」のスピンオフ作品がMCUと世界観を共有する可能性を示唆していた。またこの時、パスカル氏はスパイダーマン(トム・ホランド)がスピンオフ作品に登場するチャンスは「ある」とも述べていたのである。

【急展開】スパイダーマンのスピンオフ『ヴェノム』はMCUと世界観を共有か ─ トム・ホランド登場の可能性、マーベル社長も焦る

ただし今回ハリウッド・レポーター紙が入手している情報によれば、ホランドがソニー・ピクチャーズと交わした契約の残りは新『スパイダーマン』の2作目・3作目のみだという。ただしスタジオは、スピンオフ作品やその他のマーベル作品にもホランドを登場させたい意向のようだ(現にホランドは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(原題:Avengers: Infinity War)』にも出演している)。

製作が予定されている新『スパイダーマン』2作目・3作目、次々企画されるスピンオフ作品、そして各作品に対するホランドの動向は……と、現在「スパイダーマン」の動向は目が離せない状況である。とはいえ、ひとまずは新たなピーター・パーカー/スパイダーマンのお目見えをきちんと迎えることが肝心だろう。

映画『スパイダーマン/ホームカミング』は2017年8月11日全国ロードショー

Sources: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/spider-man-homecoming-how-sony-learned-cede-control-marvel-1015408
http://www.cbr.com/sony-kraven-mysterio-spider-man/
http://screenrant.com/venom-movie-carnage-villain/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/Carnage-Classic-David-Michelinie-ebook/dp/B01GF1T7UG/

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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