ネビュラ役カレン・ギラン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』脚本に落涙 ─ 「ジェームズ・ガン史上最高の仕事」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アベンジャーズ』シリーズでネビュラ役を演じているカレン・ギランが、シリーズ最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』の脚本を読んだ感想を改めて語った。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は、当初『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)に続き、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェイズ4を開幕する作品として製作される予定だった。ジェームズ・ガン監督の一時解雇によってスケジュールは大幅に変更されたが、脚本自体は2018年6月の時点で完成済み。今回、カレンは米Colliderにて、脚本を初めて読んだ際の思い出を振り返っている。
「(『Vol.3』の)脚本は、マンティス役のポム・クレメンティーフと一緒に読みました。一緒に泣いて、一緒に笑いました。たくさん泣いてしまったんです。素晴らしい出来で、私はジェームズ史上最高の『ガーディアンズ~』の仕事だと思います。本当にいい脚本で、心が動かされたし、楽しいし、みなさんが期待するものが全部入っていますよ。」
ガン監督は本作について「現在のチームにとっておそらく最後」の作品になると示唆しており、ドラックス役のデイヴ・バウティスタも、今回をもっての“卒業”を表明済み。またガン監督にとっても「おそらく最後の(MCU)作品」というだけに、出演者も感極まるような展開が待っているのだろう。2023年5月5日に米国公開予定で、撮影は2021年11月に開始予定だ。
ところで、最初に『Vol.3』が計画された時点では構想されていなかったと思われるのが、ディズニープラスオリジナル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ホリデー・スペシャル(原題)』である。『Vol.3』に先がけて2022年配信予定だが、同作の脚本は2021年4月に初稿が完成。つまりガン監督にとっては、こちらが『Vol.3』の執筆から3年越しの最新版『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』なのである。内容は不明だが、「ホリデー・スペシャル」とのタイトルからはひたすらに楽しいストーリーも期待できそうだ。
ちなみにガン監督がMCUに復帰する直前の2021年8月には、最新作となるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が公開される。出演者のジョエル・キナマンはこちらを「ジェームズ・ガン史上最高の映画。次元が違う」と称えていただけに、もしやジェームズ・ガン、“最新作が最高傑作”を地で行く数年間となるか……?