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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は「物語に決着つける」 ─ ジェームズ・ガン監督、シリーズ完結の意向

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気シリーズ第3作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』は、これまで愛されてきたストーリーの完結編になるという。脚本・監督のジェームズ・ガンが明かした。

このたびガン監督はInstagramを通じてファンの質問に応じ、「『Vol.3』は完結編なのでしょうか、その後も物語が続くものになるのでしょうか」との問いかけに「すべてが計画通りに進めば、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)で始まった物語に決着をつけます」と答えている。かねてよりガン監督は、人気キャラクターであるロケット・ラクーンに強い思い入れを抱いていることを認めており、2019年5月にも「第1作で始まり、第2作へ続いたロケットの物語を、『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を経て、第3作で完結させると決めていた」述べていた。しかし『Vol.3』では、ロケットだけでなく全体の物語にひとまずの幕が引かれることになりそうだ。

https://www.instagram.com/jamesgunn/

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界を舞台としており、2018年6月の時点でひとまず脚本が完成済み。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)および『エンドゲーム』で製作総指揮を務めていたガンは、あらかじめ『エンドゲーム』までの展開を把握していたため、『Vol.3』の展開に影響が生じることはなかったという。おそらく、物語の着地点についても当初から決まっていたものになるのだろう。「決着をつける」と言い切っているあたり、たとえば『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017)が『インフィニティ・ウォー』の前章のような意味合いを帯びていたのとは異なる落としどころになるはずだ。

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もともと本作は、MCUのフェイズ4の幕開けを飾る予定だった作品。2018年夏、ガン監督は過去の不適切発言によって解雇を受け、企画は一時保留となっていたのだ。2019年3月、ディズニーはガン監督を再雇用し、スケジュールを一新しての製作が決定。物語の時系列は、2021年公開『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』以降に変更される。なお、すでに執筆されている脚本については、スター・ロード役のクリス・プラットが「素晴らしい脚本」、ネビュラ役のカレン・ギランが「最高の出来」「3部作で一番」と語ってきた。今後、ガン監督によって脚本のリライトが行われる可能性もあるが、その完成度は早くもお墨付きだ。

2020年2月現在、ガン監督はDCコミックス原作『スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』の製作中で、『Vol.3』の撮影は同作の完成後となる。撮影開始は2020年終盤から2021年前半とみられており、このたびガン監督は2022年1月に撮影が始まるとの噂を否定している。

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Source: James Gunn

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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