ジェームズ・ガン監督、ゲーム『ヒットマン』映画化を売り込んでいた ─ 「断られたおかげで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に参加」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで監督を務めるジェームズ・ガンが、過去に人気ビデオゲーム『ヒットマン』の映画化をスタジオに売り込んだと明かしている。
『ヒットマン』は、プレイヤーが伝説の暗殺者エージェント47となり、周囲の状況や自らの武器を使用し、様々な暗殺方法でターゲット抹殺のミッションに挑むゲームだ。頻繁にTwitterでファンからの質問に気軽に答えるガン監督だが、「素晴らしい映画になると思うビデオゲームシリーズはりますか?」と問われ、『ヒットマン』を挙げている。
「『ガーディアンズ』の仕事が決まる数週間前に、『ヒットマン』の映画化を売り込んだんだ。スタジオは僕のことを雇いたがっていたけど、プロジェクトのプロデューサーはそうじゃなくてね。その時はガッカリしたけど、それで良かった。もし、彼らがイエスと言っていたら、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をやることは出来なかっただろうから。」
もし、スタジオから『ヒットマン』映画のゴーサインが出ていたら、ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に関わることはなく、おそらく監督として、かなり違う道のりを歩んでいたのではないだろうか。
なお、『ヒットマン』については、「マンダロリアン」(2019‐)などのティモシー・オリファント主演で、2007年に映画第1弾が同名タイトルで公開。2015年にはリブート版となる『ヒットマン:エージェント47』がリリースされ、「HOMELAND」(2012‐2020)のルパート・フレンドが主演した。2021年3月には、『ジョン・ウィック』シリーズで知られるデレク・コルスタッドが、ドラマ版『ヒットマン』のパイロット版で脚本を担当したと語り、テレヴィシリーズの企画が進行していることが明らかになっている。
▼ ジェームズ・ガンの記事
『スーパーマン』ホームラン級ヒットへのプレッシャー、「僕は二塁打でもいい」とジェームズ・ガン ─ 『アイアンマン』『アバター』を振り返って いよいよ開幕、新DCユニバース 新DCユニバース、未発表の隠し球が多数存在 ─ 「発表したら盗まれそう」な謎企画、ジェームズ・ガン脚本の新作など 「ほとんどの企画は知られていない」 ディズニーがマーベルに「大きなダメージを与えた」とジェームズ・ガン ─ 「映画業界衰退の最大の理由は、脚本なき映画製作だ」 最も身近で見ていた一人 DC映画『クレイフェイス』主演俳優が決定 ─ B級映画俳優が「歩く粘土の塊」と化すヒーロー・ホラー マット・リーヴスがプロデューサー 新DC、バットマンとワンダーウーマンは「優先事項」 ─ 『ザ・バットマン』とは別の存在、「愉快で楽しいバットマンに興味がない」 『ザ・フラッシュ』監督が就任
Source:@JamesGunn