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『アイアンマン』ペッパー・ポッツ役グウィネス・パルトロウ、MCU卒業の意志明かす ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』が最後、再出演にも前向き

アイアンマン3
(c)2013 Marvel

『アイアンマン』シリーズや『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)などでトニー・スターク/アイアンマンの元秘書であり妻のペッパー・ポッツ役を演じてきたグウィネス・パルトロウが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)から卒業する意思を明かした。

グウィネスはMCUの第1作となった『アイアンマン』(2008)ののち、『アイアンマン2』(2010)、『アベンジャーズ』(2012)『アイアンマン3』(2013)に出演。その後しばらくは登場を控えていたが、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で久々の再登場、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも出演していた。

Varietyのインタビューによると、グウィネスは『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもってペッパー・ポッツ役を卒業する計画だという。

「スーツを着たり、あれこれするには、ちょっと年をとっちゃったなって。(ペッパー役を)演じられて本当に幸運だったと思います。(最初は)説得されて引き受けたんですから。ジョン・ファヴロー(『アイアンマン』監督)と友達だったんですよ。『アイアンマン』の1作目を作るのは最高の経験でしたね。それから、あの作品がファンの方々にとって大切なものになっていくのを見られましたし。人々がすごく夢中になれる作品に参加できて光栄です。」

『アイアンマン』が公開された2008年から、グウィネスはライフスタイル・ブランド「Goop」の創設者兼CEOとしても活動。女優業のみならず多忙な日々を過ごしているとみられる。なにしろMCU作品を除けば、最後に出演した劇映画は『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』(2015)なのだ。けれども、グウィネスは今後いっさいペッパー役を演じないわけではなさそうである。

「もしも、“一日だけ帰ってこられませんか?”って言ってもらえるなら。もちろん、必要な時はいつでも参加しますよ。」

それにしても気になるのは、本当にグウィネスがペッパー・ポッツ役を卒業する場合、キャラクターはどういう扱いになるのか、そしてトニー・スターク/アイアンマンはどうなるのかということであろう。『アイアンマン3』以来登場していなかったペッパーを呼び戻したのは、トニー役のロバート・ダウニー・Jr.だったからだ。『インフィニティ・ウォー』の公開前、ロバートは「今でもペッパーがアイアンマンのストーリーの中心」であり、ペッパーの再登場は「(トニーが)全てを賭けて戦う価値がある、そういうものを(物語に)加えたかった」ためだと語っていた

なお、グウィネスは『アベンジャーズ/エンドゲーム』の本撮影・再撮影に参加しており、モーションキャプチャーを使用したシーンにも挑戦したこともテレビ番組で明らかにしている。言わずもがな、その意味は『エンドゲーム』本編を観てのお楽しみだ。

ところで『アベンジャーズ/エンドゲーム』がひとまず最後の出番となりそうなグウィネスだが、ペッパーの名前そのものは、MCUの次回作である『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)の予告編にもこっそりと登場している。ただし念のため留意しておきたいのは、『ファー・フロム・ホーム』と『エンドゲーム』の時系列がどういった関係なのかはまだ不明だということだ……。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンスも卒業との報道

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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