ジェラルド・バトラー『エンド・オブ』シリーズ、続編とスピンオフが検討中

ジェラルド・バトラーが最強のシークレット・サービスを演じる『エンド・オブ』シリーズに、更なる続編やフランチャイズ拡大が検討されていることがわかった。米Deadlineが伝えている。
『エンド・オブ』シリーズは、これまでに『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013)『エンド・オブ・キングダム』(2016)が公開され、第3作目となる最新作『エンド・オブ・ステイツ』が2019年11月15日より公開。ジェラルド・バトラー演じる合衆国シークレット・サービスが、絶体絶命の危機から大統領を守り抜くアクション・シリーズで、海外では原題から “Had Fallen”シリーズと呼ばれている。
本シリーズの製作を務めるAlan Siegel Entertainmentのアラン・シーゲルCEOによれば、シリーズの人気を受けて第4作、5作、さらに6作目の製作を見込んでいるという。加えて、シリーズの権利を諸外国のTV局に売ることでフランチャイズ拡大を行い、各国のスターを起用、追って映画に合流させるプランも検討されている。「例えばインドで製作して、そのスターが『エンド・オブ』第4作に登場するとか。すると共生関係が生まれる」と、アラン・シーゲルは述べている。
『エンド・オブ』シリーズは大統領の命を狙う過激なテロリストとの攻防戦が見どころで、第1作ではホワイトハウスが、第2作ではロンドンが激しい攻撃に遭った。第3作『エンド・オブ・ステイツ』では、ドローン爆弾による爆撃や、「爆弾じじい」参戦による爆弾祭りが繰り広げられるが、製作総指揮のひとりジェフリー・グリーンスタインによれば「3作目の時に、もう別の街を吹き飛ばすだけではいけないねと話をしました」とのことで、シリーズはキャラクター性の掘り下げに舵を切る方針を議論したという。
最新作『エンド・オブ・ステイツ』では、アラン・トランブル大統領(モーガン・フリーマン)がドローン爆弾によって襲撃される。なんとか大統領の命は救ったバニングだが、暗殺実行犯の濡れ衣を着せられ、FBIに追われる身に。疎遠にしていた父クレイ・バニング(ニック・ノルティ)を頼りながら逃亡するが、事件の背後には恐ろしい陰謀が存在していた。
映画『エンド・オブ・ステイツ』は2019年11月15日公開。
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Source:Deadline