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トム・ホランド、MCU離脱騒動時にスパイダーマン&ヴェノム合流映画を考えていた

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
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2019年8月、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)を最後に、スパイダーマンマーベル・シネマティック・ユニバースを離脱する可能性が報じられた。理由は、MCUを指揮するマーベル・スタジオと、『スパイダーマン』シリーズのソニー・ピクチャーズが契約をめぐって対立したこと。結果として両社は再交渉に至り、無事にシリーズ第3作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が製作されるに至った。

スパイダーマン役として胸が引き裂かれる思いだったろうトム・ホランドは当時、仮にMCUからスパイダーマンが離脱した後もソニー側に「素晴らしいアイデア」があったと話していた。ホランドはこの度、英Empireで当時についてを改めて振り返り、そのプランB・アイデアの一片について語っている。

「もう僕はMCUにいられないっていう発表があった日、エイミー・パスカルの家まで車を走らせて、彼女の家のプールサイドで数時間話をしたんです。映画のアイデアを出し合ったりして。マーベルなしで、どうやって映画を作ろう?ピーター・パーカーがポータルを通じて『ヴェノム』の世界に行くとか?クレイヴン・ザ・ハンターの映画でもやろうか?って。」

この離脱騒動では、最終的にホランド自身がディズニーとソニーの架け橋役となり、再交渉を熱心に訴え続けたことで両社はつなぎ止められることとなった。結果として事なきを得た訳ではあるが、もしもそのまま決裂していた場合、ソニー側はホランドと共に独自のスパイダーマン映画ユニバースを継続する構えだったという事だ。そうなっていたら、今頃は『ノー・ウェイ・ホーム』の代わりに、スパイダーマンとヴェノムのクロスオーバー映画が登場することになっていたのかもしれない。

パスカルとのお喋りは「良い気晴らしになりました」とホランド。「マーベルが大好きな若者として、出演できたのは本当にラッキーでした。そんな僕の足元から絨毯が引き抜かれたあの時、まだサヨナラを言える準備ができていなくて……」と、当時の切なる気持ちを振り返っている。

騒動の時ホランドは、ディズニーCEOボブ・アイガーの連絡先を聞き出しコンタクトを取った。アイガーから折り返しの電話がかかってきた時、ホランドはたまたまお酒を飲んで酔っ払っており、泣きながら話したというエピソードもある。そのほかホランドは、両社に対して複数回説得を行ったともされる。

なお、ホランドは次回作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』をもってマーベル・スタジオならびにソニー・ピクチャーズとの契約が満了となる。再登場の可能性は定かではないが、ソニーは既に独自のユニバース展開に乗り出している。2022年1月28日には関連作『モービウス』が米公開予定で、この度ホランドがパスカルとアイデア交換をしたことも明らかになったクレイヴン・ザ・ハンターの単独映画も2023年1月13日に米公開予定。さらに2作のマーベル映画が2023年中に公開されることも明らかになっている

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Source:Comicbook.com

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。