『ワイルド・スピード ICE BREAK』キャスト、吹替声優まとめ ─ カート・ラッセル&スコット・イーストウッドら、脇を固める豪華キャスト

『ワイルド・スピード』シリーズ第8作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)には、シリーズ最強の敵サイファーが登場する。これまでファミリーを守ってきたドムが、あることを理由にファミリーの前から突如姿を消してしまい、原題『The Fate of the Furious』の通り、ファミリーの“運命(Fate)”を決するような1作である。
テクノロジーを駆使し、ファミリーを追い詰めるサイファー役を演じるのは、シャーリーズ・セロン。ほか、ファミリーと対峙してきたデッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムやルーク・ホブス役のドウェイン・ジョンソンも引き続きの出演となる。また、ファミリーを手助けするミスター・ノーバディ役でカート・ラッセル、ミスター・ノーバディの部下リトル・ノーバディ役でスコット・イーストウッド、ショウ家の母ミセス・ショウ役でヘレン・ミレンが出演するなど、豪華キャストが揃った。
本記事では、ドムやレティらおなじみのファミリーはもちろん、『ICE BREAK』に出演しているキャストと吹替声優をまとめてみた。再鑑賞のおともとして、ご活用いただきたい。
ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット役)

1967年、米ニューヨーク出身。少年時代よりストリートダンスに興じながら、7歳で初舞台に立つ。1995年に短編映画「Multi-Facial(原題)」を自主製作。同作をきっかけに、スティーブン・スピルバーグ監督に見いだされ、『プライベート・ライアン』への出演が決まる。その後、2000年に『ピッチブラック』、2001年に代表作となる『ワイルド・スピード』に出演し、着実に知名度を上げていった。そのほか、代表作は『トリプルX』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのグルート役など。俳優業と並行してプロデュース業でも精力的な活動を見せている。最新の出演作は、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。今後は『アバター』(2009)続編シリーズへの出演を控えている。
吹替版声優 楠大典
ヴィン・ディーゼルやイドリス・エルバをはじめ、ジェイミー・フォックス、ジョン・シナ、ドウェイン・ジョンソン、マハーシャラ・アリら、名だたるハリウッド俳優の吹替を担当。アニメ作品では、『トランスフォーマー』シリーズのブラックコンボイ/ギャラクシーコンボイや、「スター・ウォーズ 反乱者たち」ダース・ベイダー(シーズン2から)の声優としても知られる。ほか「ONE PIECE」「BLEACH」「名探偵コナン」など、出演作多数。
ミシェル・ロドリゲス(レティ・オーティス役)

1978年、米テキサス出身。エキストラ出演を重ねた後、『ストレイ・ドッグ』(2018)のカリン・クサマ初監督作『ガールファイト』(2000)で本格的なスクリーンデビューを飾った。2001年公開の『ワイルド・スピード』で一躍名を馳せ、これに続く形で『バイオハザード』(2002)に出演。以降、『S.W.A.T.』(2003)や『アバター』(2009)『世界侵略: ロサンゼルス決戦』(2011)などで強き女性を演じ、肉体派としての地位を確立している。2012年には『バイオハザードV リトリビューション』でレイン役を再演した。次回作は、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。
吹替版声優 甲斐田裕子
吹替では、アン・ハサウェイやエミリー・ブラント、ガル・ガドット、ジェマ・アータートン、レイチェル・ワイズら、錚々たるハリウッド女優の作品を担当。ほか、『インクレディブル・ハルク』(2008)のリヴ・タイラーや『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)のブリー・ラーソン、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)のチャン・ツィイーと、幅広いジャンルで活躍している。「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(2008-2020)や『スパイダーマン: スパイダーバース』(2019)など、アニメ作品にも多数参加。女優として舞台に立ったり、ドラマ・CMのナレーションを担当したり、多岐にわたる活躍を見せる。
タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース役)

1978年、米ロサンゼルス出身。10代でモデルとしてキャリアをスタートさせる。1998年、20歳のときにタイリース名義で音楽活動も開始。同年発売のファースト・アルバム『Tyrese』は、ゴールドディスク認定を受ける。1996年にシットコム「Hangin’ with Mr. Cooper(原題)」(1992-1997)で役者デビューを飾り、2000年に「ラヴ・ソング」に映画初出演。2003年に、『ワイルドスピードX2』(2003)でポール・ウォーカーの相棒ローマン役に抜擢される。また、『トランスフォーマー』シリーズのエップス軍曹役でも有名。『ワイルド・スピード』と『トランスフォーマー』が代表作となる。直近では、『ブラック アンド ブルー』(2019)や『クリスマス・クロニクル PART2』(2020)に出演。2022年には、マーベル映画『モービウス』を控えている。
吹替版声優 松田健一郎
吹替としては、『スター・トレック』シリーズのジョージ・カーク役クリス・ヘムズワースや『ブラック・クランズマン』(2018)主演のジョン・デヴィッド・ワシントン、『ワイルド・スピード』シリーズのローマン役タイリース・ギブソンを担当。アニメ作品では、「クロックワーク・プラネット」ヴァイネイ・ハルター役や「ブラッククローバー」ゴードン・アグリッパ役などで知られている。ゲーム作品にも多数参加しており、直近の作品では「ゼルダ無双 厄災の黙示録」「モンスターハンターライズ」など。
クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(テズ・パーカー役)
この投稿をInstagramで見る
1977年、米イリノイ州出身。少年時代にヒップホップの中心地アトランタに引っ越し、ラップを始める。地元のラジオ局のラジオパーソナリティで知名度を上げ、ティンバランドなど、有名ラッパーのアルバムに参加。1999年にアルバム『Incognegro』を発売する。俳優としては、タイリース同様に『ワイルドスピードX2』に出演して大きく注目を集める。同作では「2 Fast 2 Furious」「Act a Fool」など、アーティストとして楽曲も提供した。以降、『ワイスピ』のメインキャストとして第5〜8作まで出演し、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を控える。ほか出演作には、『クラッシュ』(2004)『ハッスル&クロウ』(2005)『抱きたいカンケイ』(2011)『ニューイヤーズ・イブ』(2011)など。
吹替版声優 渡辺穣
吹替では、『オーシャンズ』シリーズのエディ・ジェイミソンや『ワイルド・スピード』リュダクリスなどで知られる。ドラマ作品では「ER緊急救命室」や「グッド・ワイフ」(2009-2016)に参加した。『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)や「結界師」「名探偵コナン」など、アニメ声優としても活動している。
ジェイソン・ステイサム(デッカード・ショウ役)

1967年イギリス出身。水泳の元飛び込み選手としてイギリス代表チームに選抜されるほどの実力を持つも、モデルに転向。ダンサーとして活動していた時期もある。1998年にガイ・リッチー監督の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で映画デビュー。2000年にリッチー監督と再タッグした『スナッチ』で知名度を上げた。その後は、『トランスポーター』『アドレナリン』『メカニック』『エクスペンダブル』『ワイルド・スピード』シリーズなどに出演し、アクションスターとしての地位を築いた。ほか出演作に、『ローグ アサシン』(2007)『ノミオとジュリエット』(2011)『MEG ザ・モンスター』(2018)など。最新作は、ガイ・リッチー監督との再タッグ作『Wrath of Man(原題)』。
吹替版声優 山路和弘
ステイサムのデビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』以降、ほとんどのステイサム作品で吹替を担当している。地声から不思議なくらいステイサムにそっくりだ。ほかアル・パチーノ、アレック・ボールドウィン、アントニア・バンデラス、ウィレム・デフォー、ケヴィン・ベーコン、ヒュー・ジャックマンら、ハリウッドの名優たちの吹替を務めてきた。アニメ声優としては、『ONE PIECE』『進撃の巨人』などに参加している。元々、キャリアは俳優として開始しており、いまも映画・舞台への出演を続ける。
ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス役)

1972年、米カリフォルニア出身。父親で元プロレスラーのロッキー・ジョンソンの影響で、幼い頃からプロレスに熱中する。しかし、元々プロレス選手になりたかったわけではなく、大学ではアメリカンフットボールをはじめる。マイアミ大学でスター選手として活躍した。卒業後、プロレスラーに転向。WWEのスター選手としてアメリカ全土を熱気で包み込んだ。2001年には『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のスコーピオン・キング役で俳優デビュー。プロレスと並行して、『DOOM』(2005)『ゲット スマート』(2008)『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』(2010)など、俳優としてのキャリアも着実に築き上げていった。2011年に『ワイルド・スピード MEGA MAX』に出演してからは、アクション映画で主演を務める機会も増え、代表作は『オーバードライヴ』(2013)『ヘラクレス』(2014)『セントラル・インテリジェンス』(2016)『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)、『ジュマンジ』シリーズ、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)など。『モアナと伝説の海』(2016)ではマウイ役で声優にも挑戦した。次回作は、ディズニーの実写版『ジャングル・クルーズ』(2021年7月29日公開)と、Netflix映画『レッド・ノーティス』(2021年11月公開)。2022年にはDC映画『ブラックアダム(原題:Black Adam)』を控えている。
吹替版声優 小山力也
ジョージ・クルーニーやキーファー・サザーランドの吹替で知られる。代表作はキーファーの「24 -TWENTY FOUR-」。ほか、ガイ・ピアース、キアヌ・リーブス、ジェラルド・バトラー、デンゼル・ワシントン、ドウェイン・ジョンソンらの声を主に担当してきた。アニメでも、「ポケットモンスター」や「NARUTO -ナルト-」「宇宙戦艦ティラミス」など、出演作多数。俳優としても活動している。
エルサ・パタキー(エレナ・ネベス役)
この投稿をInstagramで見る
1976年、スペイン出身。地元マドリードの劇団に入り演技を学ぶ。1990年代後半より、現地の短編やドラマ、映画に出演するようになり、2000年代に入ってからは『スネーク・フライト』(2006)など、ハリウッドでの活動も始める。2009年に『ワイルド・スピード MEGA MAX』でエレナ役に抜擢。第8作『ワイルド・スピード ICE BREAK』まで、メインキャラクターとして登場した。2010年には『マイティ・ソー』シリーズで知られる俳優クリス・ヘムズワースとの結婚を発表。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)では、ヒロイン役のナタリー・ポートマンの代役としてポストクレジット・シーンに出演した。
吹替版声優 坂井恭子
『アイアン・フィスト』(2012)のルーシー・リューや『マグニフィセント・セブン』(2016)のヘイリー・ベネット、『ワイルド・スピード』シリーズのエルサ・パタキーなどの吹替で知られる。ドラマでも「ARROW/アロー」(2012-2020)ウィラ・ホランドや「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)ジェシカ・ストループの吹替も務める。アニメでは、「ルパン三世 the Last Job」「サザエさん」「おしりたんてい」など、参加作多数。舞台でも活躍している。
ナタリー・エマニュエル(ラムジー役)

1989年、イギリス出身。10代より、「ライオンキング」をはじめ、ウエストエンド製作の舞台作品に出演し始める。2008年、ドラマ「Hollyoaks Later(原題)」(2008-2020)で俳優デビューを飾り、その後はテレビドラマへの出演で経験を重ねた。2013年、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のミッサンディ役で一躍名を知られるようになり、最終シーズンまで出演した。さらに2015年に『ワイルド・スピード SKY MISSION』でラムジー役を演じ、知名度はさらに上昇。以降、『ワイスピ』ファミリーに加わり、『ワイルド・スピード ICE BREAK』を経て、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でも続投する。ほか、『メイズ・ランナー』シリーズのハリエット役でも知られている。待機作に、ザック・スナイダー監督『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)の前日譚映画『アーミー・オブ・シーブス』を控えている。
吹替版声優 坂本真綾
ナタリー・ポートマンの出演作の吹替や、「glee/グリー」(2009-2015)レイチェル役のリア・ミシェルの吹替などで知られる。ほかクリスティーナ・リッチ、マーゴット・ロビー、ミア・ワシコウスカらの吹替も担当した。アニメ作品では、「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役や「桜蘭高校ホスト部」藤岡ハルヒ役、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」真希波・マリ・イラストリアス役などで有名。ほか歌手、ラジオパーソナリティ、エッセイストなど、マルチに活動している。
カート・ラッセル(ミスター・ノーバディ役)

1951年、米マサチューセッツ州出身。1962年に「わんぱくデニス」(1959-1963)でデビューを飾ってから、子役として活動をスタートさせた。さっそく1963年には、エルヴィス・プレスリーが主演を務めた『ヤング・ヤング・パレード』で映画デビューを果たし、以降ディズニー作品の少年役で知られるようになった。途中、1970年代には野球選手への転向を発表し、3年間マイナーリーグでプレイするも、怪我により再び俳優業に専念することとなった。復帰後は、『パニック・イン・テキサスタワー』(1975)『ニューヨーク1997』(1981)『遊星からの物体X』(1982)『バックドラフト』(1991)『エスケープ・フロム・L.A.』(1996)など、数々のハリウッド作品に出演。2000年代に入っても活動を続け、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007)『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)『ヘイトフル・エイト』(2016)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)など、幅広いジャンルの作品に名を連ねた。近年の出演作は、『クリスマス・クロニクル』シリーズや『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)など。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』への出演を控える。
吹替版声優 大塚芳忠
ヴィゴ・モーテンセン、ジェフ・ゴールドブラム、ドニー・イェン、ジャン=クロード・ヴァン・ダムらの吹替で知られる。ほかアンディ・ガルシアやレイ・リオッタ、ウディ・ハレルソンの出演作品も担当してきた。ほか、『マトリックス』シリーズでエージェント・スミス役を演じたヒューゴ・ウィーヴィングや、『007』4代目ジェームズ・ボンド役のティモシー・ダルトンの吹替でも有名。アニメでは『NARUTO -ナルト-』自来也役や『鬼滅の刃』鱗滝左近次役、「ゴールデンカムイ」鶴見中尉役、「SLAM DUNK」仙道彰役などで知られている。
シャーリーズ・セロン(サイファー役)

1975年、南アフリカ共和国出身。10代からモデルとして活動し、世界を飛び回る。その後、米ニューヨークに移り、バレエ学校に入学。ダンサーを目指すも断念し、俳優を志すようになる。1996年に『2 days トゥー・デイズ』で映画デビューを飾り、その後は『すべてをあなたに』(1996)『Mr.ダマー2 1/2』(1997)『マイティ・ジョー』(1998)などに出演。2003年、製作デビュー作でもある『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞受賞を受賞した。以降、『スタンドアップ』(2005)『ヤング≒アダルト』(2011)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)など、コメディから硬派なアクションまで、幅広い役に挑戦した。近年では、『アダムス・ファミリー』(2019)『スキャンダル』(2019)『オールド・ガード』(2020)に出演。次回作に『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を控えている。『オールド・ガード』続編の企画も進行中。
吹替版声優 田中敦子
吹替ではグウィネス・パルトローやニコール・キッドマン、ケイト・ベッキンセールらを担当。ほか、ジュリア・ロバーツ、トニ・コレット、ダイアン・レインらの作品にも参加している。直近では『ブラック・ウィドウ』(2021)でメリーナ役レイチェル・ワイズの吹替を務めた。アニメでは「攻殻機動隊」草薙素子役や「NARUTO -ナルト- 疾風伝」小南役で知られる。ナレーターとしての活動も展開中。
スコット・イーストウッド(リトル・ノーバディ役)

1986年、米カリフォルニア出身。映画監督クリント・イーストウッドを父に持つ。キャリア初期はスコット・リーヴス名義で活動しており、映画デビュー作は『父親たちの星条旗』(2006)。ほかクリント・イーストウッド作品では、『グラン・トリノ』(2007)『インビクタス/負けざる者たち』(2009)『人生の特等席』(2012)などに出演している。2010年代半ばからは主演作も増え始め、主な作品として『ロンゲスト・ライド』(2015)『デンジャラス・プラン 裏切りの国境線』(2015)『スクランブル』(2017)『アウトポスト』(2020)が挙げられる。ほか出演作に『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(2013)『スーサイド・スクワッド』(2016)『パシフィック・リム: アップライジング』(2018)など。次回作はジェイソン・ステイサム主演の『ラース・オブ・マン』。
吹替版声優 小野大輔
吹替では「glee/グリー」フィン役のコリー・モンティスや『スティーブ・ジョブ』(2013)のアシュトン・カッチャー、『ドクター・ストレンジ』(2016)モルド役のキウェテル・イジョフォー、『ワンダー・ウーマン』シリーズのスティーブ役クリス・パインらの声を当ててきた。アニメでは「涼宮ハルヒの憂鬱」古泉一樹役や「進撃の巨人」エルヴィン・スミス役、「黒執事」セバスチャン・ミカエリス役などで知られる。
ヘレン・ミレン(ミセス・ショウ役)

1945年、イギリス出身。英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにて舞台女優として活動を始める。1967年に映画『Herostratus(原題)』でスクリーンデビューを飾り、以降はドラマ・映画に出演を重ねた。1984年に『キャル』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。2006年には『クィーン』でエリザベス2世を演じ、アカデミー主演や英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞など名だたる授賞式で主演女優賞を獲得した。エミー賞、トニー賞でも受賞歴を持ち、アカデミー賞とあわせて三冠を達成している。ほか出演作に、『モスキート・コースト』(1986)や『サイレンサー』(2006)『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)、『ワイルド・スピード』シリーズなど。近年の出演作は『ANNA/アナ』(2019)『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)『グッドライアー 偽りのゲーム』(2019)など。次回作に『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を控える。現在は2023年米公開予定の『シャザム!』続編『Shazam! Fury of the Gods(原題)』の撮影に参加している。
吹替版声優 沢田敏子
吹替では、『007』シリーズのジュディ・デンチをはじめ、フェイ・ダナウェイ、シャーロット・ランプリングらの作品で知られている。ほかアンジェリカ・ヒューストンやヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジュリー・アンドリュースの吹替も担当してきた。アニメでは、「アルプスの少女ハイジ」ナレーションや『眠れる森の美女』(1959)マレフィセント役などで有名。 JR上野駅の自動放送の声を担当したことから「上野おばさん」の愛称で親しまれている。
クリストファー・ヒヴュ(コナー・ローズ役)
この投稿をInstagramで見る
1978年、ノルウェー・オスロ出身。デンマークで演技を学び、キャリア初期はノルウェー国内の作品に多数出演する。2010年代から活動の拠点をハリウッドに移し始め、『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(2011)『アフター・アース』(2013)などに出演。2013年には「ゲーム・オブ・スローンズ」にて、野人トアマンド役に起用され、大きな存在感を放った。以降、『ワイルド・スピード ICE BREAK』や『ダウンヒル』(2020)に出演し、次回作に「ウィッチャー」シーズン2を控えている。
吹替版声優 高木渉
吹替では、ジャック・ブラックやトビー・ジョーンズ、クリス・ロックの声を当ててきた。ほかアラン・カミング、キューバ・グッディング・ジュニア、ショーン・アスティンの吹替もしばしば担当している。アニメでは「名探偵コナン」小嶋元太/高木刑事役、「HUNTER×HUNTER」ナックル=バイン役、「忍たま乱太郎」平滝夜叉丸役、「NARUTO -ナルト-」うちはオビトなどで有名。「名探偵コナン」の高木刑事は元々キャラクター名が与えられていなかったが、高木が演じ続けた結果、のちに高木渉と名付けられた。
『ワイルド・スピード ICE BREAK』キャスト・声優一覧
キャラクター名 | キャスト | 日本語吹替声優 |
ドミニク・トレット | ヴィン・ディーゼル | 楠大典 |
レティ・オーティス | ミシェル・ロドリゲス | 甲斐田裕子 |
ローマン・ピアース | タイリース・ギブソン | 松田健一郎 |
テズ・パーカー | クリス・“リュダクリス”・ブリジッジス | 渡辺穣 |
デッカード・ショウ | ジェイソン・ステイサム | 山路和弘 |
ルーク・ホブス | ドウェイン・ジョンソン | 小山力也 |
エレナ・ネべス | エルサ・パタキー | 坂井恭子 |
ラムジー | ナタリー・エマニュエル | 坂本真綾 |
ミスター・ノーバディ | カート・ラッセル | 大塚芳忠 |
サイファー | シャーリーズ・セロン | 田中敦子 |
リトル・ノーバディ | スコット・イーストウッド | 小野大輔 |
ミセス・ショウ | ヘレン・ミレン | 沢田敏子 |
コナー・ローズ | クリストファー・ヒヴュ | 高木渉 |
▼ 『ワイルド・スピード』の記事
『ワイルド・スピード』ヴィン・ディーゼル意味深投稿、ドムのガレージで何が? 「トレットの命」 『ワイルド・スピード』続編の「先行作品」をヴィン・ディーゼルが監督か ─ 『ワイルド・スピード MAX』前日譚スタイル復活の可能性 本編は夏に本格撮影? 「大阪コミコン2025」『ワイルド・スピード』ハン役サン・カン来日決定 柿の種! 『ワイスピ』次回作の状況をヴィン・ディーゼルが報告 ─ 『トリプルX』『ラスト・ウィッチ・ハンター』続編も進行中 LA原点回帰 『ワイルド・スピード』ハーゲンダッツとコラボCMでワイルドじゃないスピードに ─ フルスピードで走るのが俺の人生だったのに よお、ファスト・ライフはどうなった?