『ジョン・ウィック』、4作目と5作目を連続撮影する予定だったがキツすぎるのでやめた

キアヌ・リーブス主演の大人気シリーズ『ジョン・ウィック』は最新作『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』が2023年3月に米公開予定だが、実はそのさらなる続編(シリーズ5作目)も決定済みだ。当初は4作目と5作目を連続撮影する予定だったのだが、それを取りやめることにした理由を監督のチャド・スタエルスキが英 Total Filmのインタビューにて語っている。
2014年公開の第1作『ジョン・ウィック』からスケールやアクションを作品ごとにパワーアップさせ、世界中にファンを広げてきた本シリーズ。
シリーズ化を念頭に置いた作品ではなかったものの、キアヌとスタエルスキは日本滞在中に続編の構想を練り、果敢に製作を続けてきた。
4作目と5作目は当初、連続して撮影する予定でいたものの、スタエルスキは「まとめて撮影するのが良いと思えなくなってしまった」と計画の変更にいたった経緯を明かしている。2作連続で撮影すると実に200日も要してしまうため、キャストやスタッフが疲弊してしまうから、というのが現実的な理由のようだ。なおスタエルスキによれば、5作目の製作そのものは変わらず予定しているとのことである。
キアヌ自身も4作目について「これまでで一番大変な映画だった」だったとコメントしている。スタエルスキは「キアヌはこれを『ジョン・ウィックフィーバー』と呼んでいます。2年間ジョン・ウィックを演じなかったら、『何かやらなきゃ』という気持ちになるんです」と冗談交じりに語っているが、製作陣が全身全霊で取り組んでいるプロジェクトだからこそ、十分な休息や作品から離れる時間を設けることが必須なのかもしれない。
スタエルスキいわく日本のチャンバラ映画からの影響が色濃い4作目を経て、また『ジョン・ウィックフィーバー』が到来するのをじっくりと待とう。
『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』は2023年3月24日、US公開。
Source: Total Film