「ロキ」スタントウーマン、現場でトム・ヒドルストンに救われた

「“トム・ヒドルストンは紳士で優しい人間”という逸話にひとつ追加させてもらいます。彼は去年、私が撮影現場でパニック発作を起こしたときに、無意識に私を助けてくれたんです」。
マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマ「ロキ」の撮影で、主演のトム・ヒドルストンが共演者に紳士的な振る舞いを見せた場面があったのだという。そう話すのは、「ロキ」ソフィア役のスタントダブルを務めたスタントウーマンのブリアナ・ダーネルだ。
ダーネルが自身のInstagramで振り返ったのは、「ロキ」第4話の撮影時のこと。脳障害を患うダーネルは現場で症状が再発してしまい、集中力を失い、リハーサルをした振り付けを思い出すことができなくなったのだという。「そのせいでトムも演技を止めることになってしまい、私に何をすべきか、どこに行くべきかを指示しなければならないほど、ひどいことになってしまったんです。私は、自分は優秀だと自負していたので、ものすごく恥ずかしかった。でも、基本的な振り付けすらも思い出せなくなったんです」。
大切な撮影の進行を止めてしまったことで、ダーネルはパニックを起こしてしまったという。するとトムは……。
「突然、私の肩を持って、ただただ優しい目で、1分間じっと見つめてくれたんです。後から気付いたことなのですが、もともとそういうシーンがあって、トムはただそうしただけだったのかもしれません。でも、どういうわけか、彼が無意識のうちに、私が慰めを必要としていると察してくれたような気がするんです。」
普段から人と触れ合うことが好きだというダーネルだが、「コロナ禍でそれも難しくなってしまった」。しかし、トムが肩に手をやり、優しく見つめてくれたおかげで、ダーネルの泣き出しそうなパニックは収まり、なんとか撮影を続行することができたのだという。
「トムがわざとそうしてくださったのかどうかは、わかりません。けれど、彼のことはずっと感謝し続けます。」
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