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『マトリックス4』米公開、2022年に延期決定 ─ まもなく撮影再開なるか

マトリックス リローデッド
© Warner Bros. 写真:ゼータ イメージ

キアヌ・リーブス主演、伝説のSFアクションシリーズ最新作『マトリックス4(原題:Matrix 4)』の米国公開日が2022年4月1日に延期となった。米ワーナー・ブラザースが発表した。

『マトリックス4』は2021年5月21日に米国公開予定で製作が進められてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月中旬から撮影中断となっていた。中断以前、本作の撮影はドイツ・ベルリンにて行われており、米Deadlineによれば「来月(7月)にも再開される可能性がある」とのこと。コロナ禍を受け、ハリウッドの映画・ドラマはほぼすべて撮影を見合わせてきたが、6月に入ってから再開の動きが見えつつある。

またワーナーは、『マトリックス4』を米国公開予定だった2021年5月21日に、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の集大成『ゴジラ VS コング(原題:Godzilla vs Kong)』を封切ることも決定済み。同社期待の大作映画が順次繰り下げられている格好だ。なお、『マトリックス4』の新公開日である2022年4月1日の前週、3月25日には、マーベル・スタジオが『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』を公開予定とあって、激しい対決となりそうである。

『マトリックス4』には、オリジナル3部作からネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティ役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット=スミスが復帰。新キャストとして「ウォッチメン」(2019)ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、『ゴーン・ガール』(2014)ニール・パトリック・ハリス、「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)ジェシカ・ヘンウィック、『アナと雪の女王』クリストフ役のジョナサン・グロフ、『ベイウォッチ』(2017)プリヤンカー・チョープラーが出演する。

脚本・監督にはラナ・ウォシャウスキー監督が復帰し、共同脚本は『クラウド アトラス』(2012)の原作者デイヴィッド・ミッチェル、作家アレクサンダル・ヘモンが担当。前3部作からは、いまや『ジョン・ウィック』シリーズ監督のチャド・スタエルスキ&『デッドプール2』(2018)デヴィッド・リーチがアクションに参加するほか、コンセプチュアル・デザイナーのジェフ・ダロウ、ストーリーボード・アーティストのスティーヴ・スクロースも続投する。撮影監督は『クラウド・アトラス』「センス8」でウォシャウスキー監督とタッグを組んだジョン・トール。

ちなみにキアヌ・リーブス主演作としては、『ジョン・ウィック』シリーズの最新作『ジョン・ウィック4(仮題)』の米国公開日も2022年5月27日に延期済み。一方、『ビルとテッド』シリーズ最新作『Bill & Ted 3: Face the Music(原題)』は、2020年8月21日から8月14日へと米国公開を1週繰り上げている。

Source: Deadline(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。