『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作、米国公開が延期に

トム・クルーズ主演の人気スパイ・アクションシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作(ともにタイトル未定)の米国公開日がともに延期となった。米パラマウント・ピクチャーズが発表した。
当初、『ミッション:インポッシブル』第7作は2021年7月23日、第8作は2022年8月5日に米国公開予定と告知されていた。しかし、新型コロナウイルスの影響を受けて第7作の撮影は中断されており、いまだ再開の目処は立たない状況。これを受け、スタジオ側は第7作の米国公開日を2021年11月19日、第8作を2022年11月4日に延期することを決定した。ともに約3~4ヶ月の延期によって、真夏ではなく秋~冬の作品となるわけだ。
もともと『ミッション:インポッシブル』第7作はイタリア・ヴェネツィアで撮影が実施される予定だったが、現地での感染拡大を受け、2月下旬に制作中断が決定されていた。ストーリーや設定は謎のままだが、多くをヨーロッパで撮影する方針だったため、内容の大幅変更は難しいとの噂もある。ただし米Varietyによると、すでに製作陣は、イタリアでの撮影を中止するか、あるいはウイルスの影響が弱まる可能性のある2020年秋まで延期するかの検討に入っているとされる。一方でトム・クルーズは、早ければ6月にも撮影を再開したいという考えのようだ。
なおパラマウントは、『ミッション:インポッシブル』第7作の米国公開延期に伴い、クリス・プラット主演のSF映画『トゥモロー・ウォー(原題:The Tomorrow War)』を2020年12月25日から2021年7月23日に移動することを発表。人気テーブルトークRPGの映画版『ダンジョンズ&ドラゴンズ(原題:Dungeons & Dragons)』は2021年11月19日から2022年5月27日に延期となった。
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Source: Deadline, Variety(1, 2)