『ヴェノム』に続くマーベル映画『モービウス』、2020年7月31日に米国公開決定 ─ ジャレッド・レト主演、スパイダーマンの敵役描く

米ソニー・ピクチャーズは、『ヴェノム』(2018)に続くマーベル・コミックの実写映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』を2020年7月31日に米国公開することを発表した。米Deadlineなどが報じている。
2018年11月、ソニーはマーベル・コミック原作の新作映画を2019年7月10日に米国にて公開するとしていた。米国メディアやファンの間では、これが『モービウス』であろうとの予測が有力視されていたが、結果として、この公開日は3週間後ろにずれ込むこととなっている。なお2019年7月10日には、同じくソニー製作の『ゴーストバスターズ』続編(タイトル未定)が公開されることが決定した。
『モービウス』で主人公の科学者マイケル・モービウス/モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイアは、特殊な血液疾患を治療するために吸血コウモリによる人体実験に臨み、吸血鬼のような体質を得たという設定。コミックでは人間の血を求め、牙を生やし、超人的な身体能力でスパイダーマンと戦ったが、のちにはヒーローのように描写されることも多い。
主演を務めるのは『スーサイド・スクワッド』(2016)や『ブレードランナー 2049』(2017)のジャレッド・レト。『ヴェノム』がそうであったように、本作はマイケルを主人公として「スパイダーマン」シリーズからは独立したストーリーになるという。また役柄は不明だが、ドラマ「ドクター・フー」で11代目ドクター(2010-2014)を演じたマット・スミスが出演交渉の最終段階にあることも判明済み。監督は『デンジャラス・ラン』(2012)『ライフ』(2017)のダニエル・エスピノーサ、脚本は『キング・オブ・エジプト』(2016)『パワーレンジャー』(2017)のマット・サザマ&バーク・シャープレスが務める。
プロデューサーによれば、『モービウス』は2019年2月ごろから撮影開始予定。ソニーは『ヴェノム』や本作以外にもコミック「スパイダーマン」のキャラクターを主人公とする映画を多数企画しており、女性キャラクターのシルバー・セーブルやブラック・キャット、シルク、ナイトウォッチ、クレイヴン・ザ・ハンター、ジャックポットの単独映画が準備されているという。
映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』は2020年7月31日に米国公開予定。