マーベルドラマ「Ms.マーベル」撮影終了 ─ コロナ禍で撮影地変更、タイでクランクアップ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ミズ・マーベル(原題:Ms.Marvel)」の撮影が終了したことが分かった。米Varietyなどが報じている。
「ミズ・マーベル」の主人公は、パキスタン系アメリカ人の女子高生カマラ・カーン。ニュージャージー州に暮らしており、キャプテン・マーベルに憧れる“ヒーローオタク”だ。カマラは、ひょんなことから自分の身体を自在に変形させる能力を手にし、ミズ・マーベルとして世界のために戦うことになる。
2020年より開始されていた撮影は、コロナ禍の影響を受けながらも無事クランクアップとなった。報道によれば、撮影が行われていた米ジョージア州での感染拡大を受けて、本シリーズは撮影地をタイ・バンコクに変更し継続していたという。移動先のスタジオでは新たにセットが建設され、計450人の撮影クルーが参加したとのこと。4月〜5月上旬までの期間で、第4〜5話分の撮影が行われた。現地でも感染拡大が発生していたものの、徹底した感染対策の下、実施されていたようだ。
2021年後半、Disney+(ディズニープラス)にて配信開始となる見込み。主人公カマラを演じるイマン・ヴェラニは、『キャプテン・マーベル』(2019)の続編映画『ザ・マーベルズ(原題:The Marvels)』への出演も予定している。マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギによれば、ヴェラニ演じるカマラは「マーベル・コミック・ユニバースにおける新人のひとり」だといい、次世代ヒーローとして注目が集まっている。
脚本・製作総指揮は、「セックス・エデュケーション」(2019-)の新鋭ビシャ・K・アリ。エピソード監督は『バッドボーイズ フォーライフ』(2020)アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー、アカデミー賞受賞作『セイビング・フェイス 魂の救済』(2012)シャーミーン・オベイド=チノイ、「ウォーキング・デッド」(2010-)「Titans/タイタンズ」(2018-)のミーラ・メノンが務める。
「ミズ・マーベル(原題:Ms.Marvel)」は、Disney+にて2021年後期に配信開始。
Source: Variety