『マトリックス レザレクションズ』バッグス役、『シャン・チー』出演との選択を迫られていた「赤いピルと青いピルの瞬間でした」

ファン待望の映画『マトリックス レザレクションズ』にバッグス役で出演しているジェシカ・ヘンウィックは作品に参加するにあたって、重要な選択を迫られていたという。同時期に、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のオーディションにも参加していたというのだ。
米Entertainment Weeklyによれば、ヘンウィックは『シャン・チー』のオーディションでも最終審査まで進んでいたという。さらに、『マトリックス』製作の米ワーナー・ブラザース、『シャン・チー』製作の米ディズニーは、ヘンウィックがオーディションの参加状況を把握しており、決断は本人に委ねたのだそう。
『マトリックス』シリーズでは、キアヌ・リーブス演じるトーマス・アンダーソン/ネオが、真実を知ることができる赤いピル、何も知らずに元の世界に戻れる青いピルの選択を迫られる。意味合いこそ違えど、ネオと同様にヘンウィックも重要な選択を迫られていたのだ。ヘンウィックは当時を「私にとっては赤いピルと青いピルの瞬間でした」と振り返っている。
ところで、ヘンウィックはNetflix製作のマーベルドラマ「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)のメインキャラクター、コリーン・ウィング役でも知られている。結果的に『シャン・チー』に出演することはなかったが、これは賢明な判断だったのかもしれない。というのも、Netflixのドラマ作品群に登場したキャラクターの所有権は2021年初頭にマーベル・スタジオに移り、契約上MCU合流が可能になったのだ。直近でも大きな動きがMCUドラマ「ホークアイ」で見られた。
2018年に「アイアン・フィスト」の打ち切りが発表された際の制作側の声明では「Netflixのシリーズは終了しますが、不滅のアイアン・フィストはこれからも生き続けます」と言われていたが、もしかするとコリーンにも未来があるかもしれない。
ちなみに、ヘンウィックはラナ・ウォシャウスキー監督から受けた『レザレクションズ』のオファーを一度断っていたことをTHE RIVERとのインタビューで語っていた。その理由がなんともマイペースなのだが、こちらの記事でご確認いただきたい。
Source: Entertainment Weekly