『スター・ウォーズ』新ドラマが企画停止 ─ ジーナ・カラーノ解雇の影響か、「レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック」

『スター・ウォーズ』の新たなドラマシリーズとして発表された「スター・ウォーズ:レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック(Star Wars:Rangers of the New Republic)」が、既に企画停止状態に陥っていることがわかった。
「レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック」の詳しいストーリーについては伝えられていないままだったが、少なくとも「マンダロリアン」からのスピンオフであることはわかっており、原題から新共和国軍の戦士たちを描くものと想像されていた。2020年12月、米ディズニーの投資家向けイベントで「アソーカ」や「ランド」など数々の新作のうちのひとつとして発表されていた。
米Varietyによると、この新企画は既に停止されているという。その背景については説明されていないが、おそらく「マンダロリアン」キャラ・デューン役のジーナ・カラーノ解雇騒動に端を発するものだろう。
これまで伝えられていたところによると、「レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック」はカラーノが演じるキャラ・デューンが主人公になる可能性があった。ところがカラーノはSNS上での政治的発言の数々が問題視され、2021年2月にルーカスフィルムより事実上の解雇通告がなされていた。以来、キャラ・デューン役は別の俳優でリキャストがなされるのか、そうでないのかが注目されていたが、少なくとも現時点までにルーカスフィルムは結論を出せておらず、「レンジャーズ」も停止状態になったものと推測される。
なお、同情報によるとボバ・フェットを描く単独シリーズ「ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット(原題:The Book of Boba Fett)」は現在も撮影が進められているようだ。「マンダロリアン」製作のジョン・ファヴローやデイヴ・フィローニが続投し、チャプター14(シーズン2第6話)を手掛けたロバート・ロドリゲスも参加。こちらは2021年12月Disney+(ディズニープラス)配信予定。キャラ・デューンの行方も気になる「マンダロリアン」シーズン3は、「ボバ・フェット」が完了してから取り掛かると伝えられている。
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Source:Variety