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うっかりラファロ、『アベンジャーズ』次回作のタイトルとクライマックスをめちゃくちゃネタバレしてしまう ─ 監督「君はクビだ」

マーク・ラファロ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14779708516/

アベンジャーズ』シリーズのハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロが、出演した米トーク・バラエティ番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」で、『アベンジャーズ』次回作(2019年4月26日(金)米公開予定)に関する重要な情報を次々と喋ってしまった。これに対し、ネット上のファンは騒然としている。

マーク・ラファロといえば、出演作『マイティ・ソー バトルロイヤル』のプレミア上映ではポケットに入れたスマホを切り忘れ、映画の冒頭15分部分の音声を世界中にうっかり垂れ流してしまったり、ドン・チードルと共に参加したインタビューでは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末についてうっかり口を滑らせてしまうなどの前科を持つ要注意人物。そんなラファロがトーク番組に出演し、謎に包まれた『アベンジャーズ』次回作について話すとなれば、ただで終わるはずもなかった…。

注意

この記事には、『アベンジャーズ』次回作について、マーク・ラファロがネタバレだとして語った内容が極めて断片的に含まれていますが、一連のやり取りはジョークであると思われます。

「『アベンジャーズ』次回作のタイトルは…」

「(『アベンジャーズ4』について)ここで何かを話すことって可能なんでしょうか?なんでも、いろいろトラブルがあったとか…。」

番組ホストのジミーにそう尋ねられ、ちょっぴりバツが悪そうに笑うマーク・ラファロが「えーっと、まぁ過去にいろいろバラしちゃったことがあって…」と白状すると、ジミーは「何をやらかしたの?」と追い打ち。「えーっと、平たく言うとですね、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末をネタバレしちゃいまして…。ドン・チードルと一緒の場だったんですが、彼はもう僕と一緒に取材を受けるのは嫌だって…。」

大笑いするジミーに、ラファロは「それ以来、僕はマーベルに目をつけられちゃって」と続ける。「マーベルとしては僕とのトークもやめてほしいわけですね」とジミー。ラファロは「世界中で目を光らせていて、勉強になりましたよ」と反省しているのに、ジミーは挑戦をやめない。「それでも、何かしらのヒントだけでもくれませんか?マーベル・スタジオと問題に巻き込まれてほしくはないけど、でも何か…」と頼み込むと、驚くべきことにラファロは「タイトルとかですか?」と言い出す。

『アベンジャーズ』次回作のタイトルは、かねてよりファンが発表を心待ちにしていた特大ネタだ。待ちきれないファンらが予想合戦をすれば、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が”まだ正解は出ていない“とじらしている。引っ張りまくったタイトル発表時期についてケヴィン社長は、別のインタビューで「『キャプテン・マーベル』のティザー(予告映像)が出たあと」とほのめかしている。

そもそもマーベル・スタジオが『アベンジャーズ』次回作のタイトルをなかなか発表しないのには、それが『インフィニティ・ウォー』のネタバレにつながる内容だからであり、同時に「物語のコンセプトを先取りするようなところがある」ため、タイトルそのものが重大性をはらんでいるからだ。ご存知のように徹底した秘密主義で知られるマーベル・スタジオは、『アベンジャーズ』次回作タイトルを「しかるべき時」まで伏せておくのには、彼らの確固たるマーケティング戦略上の理由がある。

そのタイトルを、いまマーク・ラファロが安々と明かそうとしているのだ。ジミーが「まさか知ってるんですか?それって…」とカメラに目をやると、スタジオの観覧客からは拍手と歓声が上がる。ラファロは自ら、言わなくちゃ帰れないような雰囲気を作ってしまったのだ。

マーク・ラファロは、あの気まずそうな笑顔で数秒固まった後、こんなことを言い出した。「大丈夫。多分言っちゃっていいと思う。確か、もうバレちゃってるから。

ここでラファロの言う「もうバレちゃってるから」とは、2018年10月5日ごろよりにわかにネット上で囁かれるようになった話題のことだ。あくまでも噂の粋を出ないため本記事では詳細を伏せさせていただくが、『アベンジャーズ』次回作のタイトルがリークされたとの情報が出回っていた。ラファロが「言っちゃっていいと思う」と判断しているのは、この噂が事実であったことを自ずと認めているように思える。とにかく、ラファロはこう続ける。「『アベンジャーズ』次回作のタイトルは…」

残念ながら(そして当然ながら)ラファロの口元は隠され、音声は自主規制音でかき消されている。観覧客は悲鳴に似た歓声をあげ、ジミーはとんでもないことを聞いてしまったかのような表情を浮かべている。「もうバレてるんだよね?」と不安げなラファロだが、本当に大丈夫だったのか…?

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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