うっかりラファロ、『アベンジャーズ』次回作のタイトルとクライマックスをめちゃくちゃネタバレしてしまう ─ 監督「君はクビだ」

『アベンジャーズ』シリーズのハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロが、出演した米トーク・バラエティ番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」で、『アベンジャーズ』次回作(2019年5月3日米公開予定)に関する重要な情報を次々と喋ってしまった。これに対し、ネット上のファンは騒然としている。

マーク・ラファロといえば、出演作『マイティ・ソー バトルロイヤル』のプレミア上映ではポケットに入れたスマホを切り忘れ、映画の冒頭15分部分の音声を世界中にうっかり垂れ流してしまったり、ドン・チードルと共に参加したインタビューでは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末についてうっかり口を滑らせてしまうなどの前科を持つ要注意人物。そんなラファロがトーク番組に出演し、謎に包まれた『アベンジャーズ』次回作について話すとなれば、ただで終わるはずもなかった…。

注意

この記事には、『アベンジャーズ』次回作について、マーク・ラファロがネタバレだとして語った内容が極めて断片的に含まれていますが、一連のやり取りはジョークであると思われます。

「『アベンジャーズ』次回作のタイトルは…」

「(『アベンジャーズ4』について)ここで何かを話すことって可能なんでしょうか?なんでも、いろいろトラブルがあったとか…。」

番組ホストのジミーにそう尋ねられ、ちょっぴりバツが悪そうに笑うマーク・ラファロが「えーっと、まぁ過去にいろいろバラしちゃったことがあって…」と白状すると、ジミーは「何をやらかしたの?」と追い打ち。「えーっと、平たく言うとですね、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末をネタバレしちゃいまして…。ドン・チードルと一緒の場だったんですが、彼はもう僕と一緒に取材を受けるのは嫌だって…。」

大笑いするジミーに、ラファロは「それ以来、僕はマーベルに目をつけられちゃって」と続ける。「マーベルとしては僕とのトークもやめてほしいわけですね」とジミー。ラファロは「世界中で目を光らせていて、勉強になりましたよ」と反省しているのに、ジミーは挑戦をやめない。「それでも、何かしらのヒントだけでもくれませんか?マーベル・スタジオと問題に巻き込まれてほしくはないけど、でも何か…」と頼み込むと、驚くべきことにラファロは「タイトルとかですか?」と言い出す。

『アベンジャーズ』次回作のタイトルは、かねてよりファンが発表を心待ちにしていた特大ネタだ。待ちきれないファンらが予想合戦をすれば、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が”まだ正解は出ていない“とじらしている。引っ張りまくったタイトル発表時期についてケヴィン社長は、別のインタビューで「『キャプテン・マーベル』のティザー(予告映像)が出たあと」とほのめかしている。

そもそもマーベル・スタジオが『アベンジャーズ』次回作のタイトルをなかなか発表しないのには、それが『インフィニティ・ウォー』ネタバレにつながる内容だからであり、同時に「物語のコンセプトを先取りするようなところがある」ため、タイトルそのものが重大性をはらんでいるからだ。ご存知のように徹底した秘密主義で知られるマーベル・スタジオは、『アベンジャーズ』次回作タイトルを「しかるべき時」まで伏せておくのには、彼らの確固たるマーケティング戦略上の理由がある。

そのタイトルを、いまマーク・ラファロが安々と明かそうとしているのだ。ジミーが「まさか知ってるんですか?それって…」とカメラに目をやると、スタジオの観覧客からは拍手と歓声が上がる。ラファロは自ら、言わなくちゃ帰れないような雰囲気を作ってしまったのだ。

マーク・ラファロは、あの気まずそうな笑顔で数秒固まった後、こんなことを言い出した。「大丈夫。多分言っちゃっていいと思う。確か、もうバレちゃってるから。

ここでラファロの言う「もうバレちゃってるから」とは、2018年10月5日ごろよりにわかにネット上で囁かれるようになった話題のことだ。あくまでも噂の粋を出ないため本記事では詳細を伏せさせていただくが、『アベンジャーズ』次回作のタイトルがリークされたとの情報が出回っていた。ラファロが「言っちゃっていいと思う」と判断しているのは、この噂が事実であったことを自ずと認めているように思える。とにかく、ラファロはこう続ける。「『アベンジャーズ』次回作のタイトルは…」

残念ながら(そして当然ながら)ラファロの口元は隠され、音声は自主規制音でかき消されている。観覧客は悲鳴に似た歓声をあげ、ジミーはとんでもないことを聞いてしまったかのような表情を浮かべている。「もうバレてるんだよね?」と不安げなラファロだが、本当に大丈夫だったのか…?

「信じられない!本当に言っちゃった!過去最大のネタバレ情報ですよ!」とジミーが驚くように、このトークスタジオには多数の観覧客が集まっている。いくら放送時に自主規制音をかけられたからって、観覧客たちは直接聞いているのだ。「もうバレてるみたいだから大丈夫だよ」と念を押すラファロだが、何を根拠にしているのかは分からない…。

欲張りなジミーが「もっとネタバレ情報をくれません?」とせがむと、さすがのラファロも悶えるように笑う。「ダメだ、ダメだ!」とソファから跳ね上がるが、「オーケー、じゃぁコレを」と言いながらすぐに戻る。ラファロ、そろそろその辺にしておいたほうが…。

「ひとつ、すごく興奮したことがあるんですけど、これくらいなら言っていいと思う。[ピー]最後の戦いで、ブルー・バナーが彼の…

以降、”ピー”という自主規制音がひたすら続くなか、ラファロは「最後の戦い」のシーンを熱っぽく語る。頭をかきむしりながら「で、彼が目覚めて、こう言うんです。”うわぁ、[ピー]!”ハルクに変身して、シャツを破るんです!」

熱くなりすぎて、ソファから立ち上がるラファロ。つられたジミーも夢中になって立ち上がる。ここからはもうほとんどが自主規制音で、何を話しているかは全くわからない。ただしラファロのオーバーな動作からは、ハルクが大暴れするアクションが想像される。「ブーン!ハルクが空中にジャンプして、飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ!」ついにソファに登ったラファロ。「そしてそれを掴む!」ジミーも隣で「信じられない!」と大興奮だ。

ラファロは「…で、ニューヨークの街に来る!」と叫びながらソファの裏側に飛び降り、スタジオに設置されたニューヨークの街並のセットをひとつ手に取ると、ハルクさながらに振り上げようとする。さすがのジミーが「いかん!やめてくれ!ネタバレはもういい!映画を観させてくれ!さすがに言い過ぎだ!」と制止に入ったところで、ラファロはネタバレ・モンスターから我に返ったのだった…。

 

ラファロおじさん、本当なの?

マーク・ラファロによるこの一連のネタバレ猛攻撃が、事実なのかは全く分からない。マーベル・スタジオのメディア・アプローチはメタ的な意味で極めて高度だからだ。

以前にはスパイダーマン役のトム・ホランドが情報漏えいをした風を装って、最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の正式タイトルが発表されたことがある。トム・ホランドもまたマーク・ラファロと並んで、その口元の緩さから大人たちに目をつけられている人物。「またホランドがネタバレをしたのか」という話題がファンの間では一種のネタとなっており、マーベル・スタジオはこれを逆手にとっていたのである。

もちろん、これが放送に乗っている以上、やはり「最後の戦い」のネタバレ再現も含めてすべてが仕込まれたジョークであると考えるのが一般的だ。オチとして、放送後のマーク・ラファロのTwitterにはこんな書き込みがされているのである。

「ジミー・ファロン、今夜の番組のネタバレ部分は全てカットしてくれるって信じてますからね。あれは”オフレコ”ってことで。もうマーベル(バリーさん)に怒られたくないので。DMください。」

ルッソ兄弟(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と次回作の監督)
マーク。君はクビだ。

Source:The Tonight Show Starring Jimmy Fallon
Eyecatch Image:Photo by Gage Skidmore 

About the author

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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