『デッドプール』ライアン・レイノルズ、超自然現象描くホラー映画を製作 ─ 『IT/イット』プロデューサーとタッグ

『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズが、超自然現象を追うホラー映画『The Patient Who Nearly Drove Me Out of Medicine(原題)』でプロデューサーを務めることがわかった。米Varietyが報じている。
本作の原作となるのは、ジャスパー・デウィット著の同名中編小説。この作品は、アメリカ最大級の掲示板サイト「Reddit」内のホラー専門カテゴリー“NoSleep”に投稿されたもので、同カテゴリーで2015年度最優秀オリジナル・モンスター賞を受賞した。物語の主人公である若い医師は、精神病院に入院する一人の謎めいた患者を治療しようと試みる。しかしその症状は、これまで病室を訪れた多くの人々を苦しめてきたものだった。治療をめぐる秘密は、やがて医師自身の精神を脅かしていく……。
レイノルズは本作には出演せず、プロデューサーとしてのみ携わる見込み。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のロイ・リー、『ジャスティス・リーグ』(2017)のジョン・バーグもプロデューサーを務める。製作は20世紀フォックスとNew Regency Productions。2018年12月6日時点で、出演者と監督は起用されていない。
現在、レイノルズは自身の製作会社Maximum Effortを通じてプロデュース業に積極的に進出中。代表作『デッドプール』シリーズのほか、有名推理ボードゲーム「クルード(Cluedo)」の実写映画、自分がゲームの背景キャラであることに気づいてしまった男を描く『Free Guy(原題)』、『ホーム・アローン』シリーズから着想を得た『Stoned Alone(原題)』でプロデューサーを務めることが明らかになっている。「クルード」の実写映画と『Free Guys』には出演予定だ。
また俳優としても、Netflixオリジナル映画『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)の続編映画『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(邦題未定、原題:The Hitman’s Wife’s Bodyguard)』への続投が決定。『名探偵ピカチュウ』(2019年5月公開)でピカチュウの声を担当するほか、マイケル・ベイ監督とタッグを組むSFアクション映画『6 Underground(原題)』にも出演しており、この活躍はしばらく続くことになりそうだ。
映画『The Patient Who Nearly Drove Me Out of Medicine(原題)』の撮影・公開時期は未定。
Source: Variety, Jasper DeWitt