マーベル映画『シャン・チー』7月中に撮影再開へ

2021年公開、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)』が2020年7月中にも撮影を再開する方針であることがわかった。米Deadlineが報じている。
本作の撮影は2020年2月にオーストラリア・シドニーにて開始されたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月12日(米国時間)には撮影の中断が報じられていた。キャスト&スタッフはオーストラリア入りしたのち、現地の指導に基づいて隔離期間に入る模様。撮影地のシドニーにあるFox Studiosでは再開に向けての準備が行われており、マーベル側は慎重に作業を進めているという。
このまま無事に撮影再開を迎えた場合、本作はニュージーランドにて撮影が行われている『アバター2(仮題)』に続き、ウォルト・ディズニー・カンパニーとしては製作を再開した2本目の映画となる。新型コロナウイルスの影響でディズニーは多くの映画・ドラマを一時中断しているため、今後の動きにも注目が集まるところだ。
『シャン・チー』は、MCU初登場となる同名の新ヒーローを主人公とする単独映画。「マスター・オブ・カンフー」と呼ばれる強さを誇り、コミックには1973年に初登場した。主演はドラマ「Kim’s Convenience(原題)」(2016-)の新鋭シム・リウが務め、テロ組織テン・リングスの首領マンダリン役で『インファナル・アフェア』『レッド・クリフ』シリーズのトニー・レオン、また『クレイジー・リッチ!』(2018)『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019)のオークワフィナも出演する。監督は『ショート・ターム』(2013)『ガラスの城の約束』(2017)のデスティン・ダニエル・クレットン、脚本は『GODZILLA ゴジラ』(2014)のデイヴ・キャラハム。
映画『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)』2021年5月7日に米国公開予定。
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Sources: Deadline(1, 2), The Hollywood Reporter