『シャイニング』ジャック・ニコルソンの斧がオークション出品、最低入札額は640万円

鬼才監督スタンリー・キューブリックがスティーヴン・キングの同名ホラー小説を銀幕に蘇らせた傑作ホラー映画『シャイニング』(1980)。本作で主人公ジャック・トランスを演じたジャック・ニコルソンが使用した斧が、米ネットオークションに出品されている。
『シャイニング』は、冬に閉鎖されるホテルで作家志望のジャック・トランスが妻と息子と共に管理人として滞在するのだが、そのホテルでは過去に管理人が家族を惨殺する事件が起きていた。仕事の傍ら執筆作業に勤しむジャックは、次第に精神を病んでいく。この斧は、浴室へ逃げた妻ウェンディを手にかけようとジャックがドアを叩き破る時に使われた、映画を象徴するアイテムだ。
米オークションサイトGotta Have Rock and Rollによると、この斧には映画で使用されたことを証明する、1989年6月8日付けのNORANK Engineering社とTelevision and Entertainment Industryの書簡と鑑定書が付属しているとのこと。25インチ(約63センチ)×2.5インチ(約6センチ)×40.5インチ(約103センチ)のケースに入れられた斧は刃と柄にある擦れが特徴で、映画のタイトルロゴや斧を手にしたジャック・ニコルソンの写真も一緒に収められている。
最低入札額は5万ドル(640万円相当)で、見込み落札価格は6万~9万ドル(770万円~1,150万円相当)。2022年4月19日の時点で落札期間は残り10日間となっている。
古典映画で使用された小道具は更に高い価格で競り落とされており、『ティファニーで朝食を』(1961)でオードリー・ヘプバーンが着用したドレスは90万ドル(現為替で1億1,500万円相当)以上、『オズの魔法使い』(1939)の主人公ドロシーが履いたルビーレッドスリッパ(赤い靴)は200万ドル(現為替で2億5,500万円相当)で落札されている。
『シャイニング』の斧を手に、「Here’s Johnny!(お客様だよ!)」と言ってみたい人は、オークションに参加してみては?
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Source:Gotta Have Rock and Roll