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スパイダーマンのスピンオフ『シニスター・シックス』、いつか日の目を見るかも? ─ 当時の監督予定「すごく楽しかった」と振り返る

米ソニー・ピクチャーズは、『ヴェノム』を皮切りに独自の「スパイダーマン」関連キャラクターたちの映画シリーズを成功させようとしている。『ヴェノム』の先には、ジャレッド・レト主演のダーク・ヒーロー『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』が、既に2019年2月ごろ撮影開始予定として控えている。

『ヴェノム』は既に米国で予想を上回る好成績を収めておりこのまま一連のシリーズの成功が続けば、幻の映画企画『シニスター・シックス』に再びエンジンがかかるかもしれない。

『シニスター・シックス』とは、スパイダーマンの宿敵ばかり6人が集ったヴィラン・チーム。かつて『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが展開されていた当時スピンオフ映画化が企画され、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)劇中でもその存在が存分に示唆されていたものの、同シリーズ打ち切りを伴ってこの企画も幻と消えた。

当時、『シニスター・シックス』の監督としてアサインされていたのが、 『キャビン』(2011)のドリュー・ゴダード。このたびドリュー監督は米The  Hollywood Reporterのインタビューにて、久しぶりに『シニスター・シックス』の話題に答えている。

『シニスター・シックス』いつか日の目を見るかも

ドリュー監督は、『シニスター・シックス』の準備にあたっていた当時について、「すごく楽しかった」と振り返る。「独自にやらせてもらえる機会じゃなければ、僕も断っていたと思います」といった答えを述べていることから、『キャビン』監督や『ワールド・ウォーZ』(2013)『オデッセイ』(2015)脚本執筆で唯一無二の世界観を描くドリュー監督の持ち味が活かされていたであろうことが伺える。そればかりかドリュー監督は、もしも『シニスター・シックス』が実現していれば、それは「『キャビン』の精神の私的版、商業版」になり得たとまで述べているのだ。「『キャビン』につながったパンク・ロック精神が、『シニスター・シックス』のコア部分をなしていました。面白いですよね。」

ヴェノム
©&TM 2018 MARVEL

残念ながら立ち消えになった『シニスター・シックス』だが、現在見事に映画化成功した『ヴェノム』とて、『アメイジング・スパイダーマン』当時は同様にスピンオフ映画化が企画されていたものである。もしかしたら…、そう期待してしまうのはファンだけではない。ドリュー監督とて、「もしかしたら、いつか日の目を見るかもしれません」と望む。『ヴェノム』で幕を開けたシリーズ、通称”SUMC(Sony’s Universe of Marvel Characters)”の将来は様々な可能性を秘めている。16年以上この業界に従事するドリュー監督だからこそ、その可能性はよく分かるようだ。

「僕は複数のスタジオで流動的な状況を何度も経験してきました。MGMやソニーやFOXでね。で、ある時に気づいたんです。“あぁ、このビジネスはとにかく移り気なんだな”と。そこからは、前後に揺れながらボートで浮かび続けようと一生懸命ですよ。」

『ヴェノム』の後に予定されているソニーの「スパイダーマン」関連映画は、人間の血を求める吸血鬼『モービウス』ほか、”スパイダーマン狩り”に執念を燃やす男『クレイヴン・ザ・ハンター』など複数ある。原作における『シニスター・シックス』の代表メンバーであるミステリオやヴァルチャーはマーベル・シネマティック・ユニバースが実写化権を有しているものの、『ヴェノム』はじめソニー・ピクチャーズ側のヴィランやアンチヒーローを共演させて、疑似『シニスター・シックス』的なクロスオーバー作品が制作される未来にも期待したい。

Source:THR

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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