『スパイダーマン』『ヴェノム』のソニー・ピクチャーズ、2023年にマーベル新作映画を2本発表

『スパイダーマン』『ヴェノム』シリーズのソニー・ピクチャーズが、2023年にマーベル映画を新たに2本公開する方針を明らかにした。
発表によると、マーベル映画の新作2本が公開されるのは2023年6月23日と10月6日。ともに作品のタイトルは未定で、どちらも米国公開日となっている。アーロン・テイラー=ジョンソン主演の『クレイヴン・ザ・ハンター(原題: Kraven the Hunter)』が1月13日に米国公開予定であることも決まっているため、2023年はソニー発のマーベル映画が2本登場することになる。
ソニーはディズニー/マーベル・スタジオと提携し、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)を製作・配給しているほか、コミック「スパイダーマン」から人気ヴィランの単独映画化を進行中。『ヴェノム』(2018)は大ヒットを収め、続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は米国公開されるや同じく興行的成功を見せつけた。新型コロナウイルス禍のために公開延期が続いているが、ジャレッド・レト主演『モービウス』も2022年1月28日に米国公開予定。上記の『クレイヴン・ザ・ハンター』もこの流れを汲むものとなる。
したがって2023年の新作映画も、『スパイダーマン』シリーズの最新作か、あるいはヴィランの単独映画となることはほぼ確かだろう。ところがスパイダーマン役のトム・ホランドは、来たる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が自身の「完結作」だと発言しており、その約2年後に『スパイダーマン』の新作が登場することには疑問が残る。その一方、『ヴェノム』の第3作がやってくる可能性は大いにありそうだ。
あるいは、新たなヒーロー/ヴィランが映画化されることも考えられる。既報によれば、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)のオリヴィア・ワイルド監督がスパイダーウーマンの映画化を企画しているほか、以前から準備されているシルバー・セーブル&ブラック・キャットの映画化企画、“盲目の老女”マダム・ウェブの単独映画、そして“戦う母親”ジャックポットの映画化などが進められているというのだ。
さらに言えば、ソニー製作のマーベル映画としては、アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)もあり、こちらは続編が2022年10月7日に米国公開予定。まさかその続編が2023年に公開されるということはないだろうが、さらなるアニメーション作品がやってくるということも完全には否定できない…?
Source: Comicbook.com