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【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』噂やリーク、全ての答え合わせ ─ 出演者のネタバラシも

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の重大なネタバレが含まれています。必ず映画をご覧になってからお楽しみください。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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ソニー・ピクチャーズ「確証がない」と異例のコメント

まだ『ノー・ウェイ・ホーム』というタイトルも与えられておらず、「『スパイダーマン』第3作(タイトル未定)」として語られていた2020年10月。アメリカのファンメディア由来での「トビーとアンドリューが出演契約を締結した」との真偽不明の情報が日本のSNSでも大きな話題を呼んだことがあった。今になってみると、おそらくこのスクープは事実だったと言えるわけだが、これに対してソニー・ピクチャーズは当時、「噂されているキャスティングは確証のないもの」と声明を発表していた。

噂レベルの話題に対して、スタジオがわざわざコメントを出すことは非常に珍しい。もしかして、極秘情報が想定以上に広まってしまったソニー側も、少なからず焦っていたのかもしれない?

ケヴィン・ファイギのはぐらかし

ケヴィン・ファイギといえば、マーベル・スタジオ社長として、様々な噂や「説」について直接尋ねられる機会も多い人物。そのため、こうしたメディア対応はお手のもの。印象的なのは、あえて肯定も否定もしないような言い回しや、「何か言っているようで、実は何も言っていない答え」を得意とすることだ。

2021年1月時点のファイギはインタビューで、トビー&アンドリュー出演の噂について尋ねられ、こんな風に答えている。「こういうことに関してオンライン上で交わされている憶測で面白いのは、“これ以上間違ったことは無い”という時もあれば、“ギクッと思うほど近いようなものもある”ということです。ここ数年はそういうことが本当にありますね」。ほらね?何か言っているようで、何も言っていない。

いっぱい秘密を守ってえらい!トム・ホランド

正直言って『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が抱えていた秘密は、映画史上最大級といっても過言ではない極大モノだった。そんな巨大爆弾をよっこらしょと背負ったのは、映画業界最強といっても過言ではない「ネタバレ王子」トム・ホランドである。しかし、過去に数々の失態を犯して(そして愛嬌で大体が許されて)成長したトム・ホランド、『ノー・ウェイ・ホーム』の秘密はしっかり守った。

2021年2月配信のポッドキャスト番組でトム・ホランドは、トビー&アンドリューの噂について直撃され「よく分からない、知らないんです」とすっとぼけ作戦。そして「彼らのことだから、教えてくれないのかな……」と、自らの「ネタバレ王子」という性質を逆手にとって切り抜けた。これが本当の“クモ”隠れ、ってことで。

アンドリュー・ガーフィールドの嘘、始まる

この頃より渦中の本人アンドリュー・ガーフィールドは、ちょうど主演映画『メインストリーム』や『Tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』のために、メディア露出の機会が徐々に増えていく。2021年5月のポッドキャスト番組で噂について聞かれたアンドリューは、Twitterの「裏垢」でトレンドやファンの騒ぎっぷりをチェックしていると明かし、「みんな落ち着いて」とコメント。出演オファーについては「僕のところには電話は着てないです」と否定した。おそらく、これがアンドリューが最初についた「嘘」である。

続いて、同月のビデオインタビューでも噂について尋ねられ、トビー・マグワイアやトム・ホランドとは会って話しているかと聞かれたアンドリューは、「2人とも、“別々に”会ったことがある」と回答。「ええと、どうだったかな」というような顔をしながら、トムとはイベントで、トビーとはパーティーで会ったことがあると述懐。しかし実際のところは、3人で揃ってあの素晴らしい共闘シーンを撮影していたというわけである。

ガー君、人狼ゲーム状態に

この取材の機会では、別の媒体でもスパイダーマンについて尋ねられ、「またか」と苦笑するような反応も見せるようになったアンドリュー。ここでは、「まるで人狼ゲームをやってるみたい。でも、僕は人狼じゃないよ!」とコメント。本当の人狼ほど「自分は人狼ではない」と否定するのが、人狼ゲームの基本である。

「何を話してもダメ」

続いて2021年9月、米Varietyの特集に登場したアンドリューは、「もし実現したらどれだけ最高なことか」と、いったんファン目線で乗っかりつつ、「僕が関わっているわけではないことはしっかりと伝えておく必要がある」と再否定。さらに「僕自身何も知らないので、皆さんを納得させることも言えない」としながら、「何を話してもダメなんです。皆さんをがっかりさせるか、興奮させるかのどちらかになってしまうので」と語った。

このコメントが出ると、人々の間では、「メディアに過剰に追求され、アンドリューは気の毒だ。本当に出ていないのだとしたら、一方的に落胆されるだけなのだから、本人が出ていないと言う以上、出ていないと受け取るべき」という空気感も出始める。まさに、劇中でMJが言ったように、期待しすぎなければ落胆することもない、ということだ。

フォトショップだ!

最も核心に迫ったのが、トーク番組「The Tonight Show」の司会者ジミー・ファロンだ。実はこの頃になると、クライマックスとなった自由の女神像建設現場にいるトビーとアンドリューのスパイダーマン姿の写真や映像がリークとしてSNS上に出回ってしまう事態となっていた(そして、これらは本物だった)。もちろん一般のメディアはこうしたリーク情報を知りはしつつ黙殺していたわけだが、ジミー・ファロンはお構いなし。リークが出回っていますよねとアンドリュー本人に直撃する

これを受けたアンドリューは、「何の話ですか?」とお決まりのすっとぼけ戦法で回避。しかしファロンは引かず、「あなたも知ってるでしょ」「あなたは「ノー・ウェイ・ホーム』に出ているんだ!」とゴリ押し強行突破。絶対に秘密を暴きたいファロンと、絶対に秘密を守りたいアンドリュー、熱い「ほこたて対決」が今ここに開幕したのである。

さて、ゴリ押しを受けたアンドリューはどう出たかといえば、こちらも「何の話ですか!」とゴリ押し強行ガードで挑む。ハードパンチャー、ファロンの応酬が続く中、アンドリューはガッチリガードで徹底ディフェンス。しかし押され気味のアンドリュー、ここで突然のフォームチェンジ。「それ聞いたことありました!それに見たこともありました!」と出た。

この次に何を言うのかによって戦局が左右されることになるわけだが、アンドリューが放った一撃はこれである。「それ、フォトショップです!」……ジミー・ファロンの判定勝ち。

手薄になったトム・ホランド

アンドリューの連戦が続いたが、「本丸」トム・ホランドを忘れてはいけない。実はトム、2021年11月発売の英雑誌のインタビューで、かなり際どいことを話しているのである。トビー&アンドリュー共演の噂について聞かれた件で、こんな風に答えていたのだ。

「朝、みんなが同じようにズボンを履くんです。あの人たちが参加するのは興味深いことでした。それぞれが独自にスパイダーマンを自分のものにしているので。それから……」

もはや半分以上、答えを言っているようなものだ。紙面のトムはこの直後、「アルフレッド(ドクター・オクトパス役)とジェイミー(エレクトロ役)とかのことですよ」と慌てたように訂正していたのだが、多少の無理があった感は否めない。

さらにこのインタビューで、トムは「3世代が一つになるんです」と発言。これが「3世代の“スパイダーマンが”一つになる」と受け取られてしまい、そのままアンドリューの方にも飛び火することとなる。

アンドリューまでヤケド

2021年11月、主演作『Tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』のためイベントのレッドカーペットに登場したアンドリュー。そこでメディアのレポーターから「トム・ホランドが、3世代のスパイダーマンがスクリーンにやってくると言っていました」と、若干盛り気味で直撃される。アンドリューは「待って、えっ?」とリアクションするのだが、その時彼の頭は、こんなことを考えたはずだ。おい三男坊よ、と。あれだけネタバレは気をつけようぜと話したはずではないか、と。

レポーターはしたり顔で、「そうなんですよ、彼がほのめかしたんです。3世代のスパイダーマンがスクリーンに来るんだってね!」とグイグイ。そして「もし出演しているなら、1回まばたきして教えてください」とブッ込まれると、アンドリューは「まばたきはしない!何もしない!」とさじを投げ、顔をブンブン振って誤魔化すのだった。

トム・ホランド「一緒にスーツを着ることはない」

いよいよ米公開が目前に迫った2021年12月頭。ついに本作のジャンケット(=公式な取材の機会)も開始され、トム・ホランドらはメディアの前で本作について話すこととなった。

その中で、トビー&アンドリューとの件についてトムは、かなりうまい回避術を見せている。まず、2人とは過去にレストランで会ったことがあるというエピソードで時間を稼ぎ、3人の間にはスパイダーマン俳優としての「共通の繋がりがある」と愛嬌たっぷりに話しながら、「いつか共演できたら嬉しいです。残念ながら、みんなで一緒にスーツを着ることはないでしょうけど、でも彼らと一緒に映画が作れたら素敵だと思います」とサラリと発言。トム・ホランド、腕を上げている。

しかし、「みんなで一緒にスーツを着ることはないでしょうけど」と聞いた途端、隣のネッド役ジェイコブ・バタロンが「ッハハハ」と意味深に笑っている。今になってもう一度観ると、バタロンの笑いがヒントになっていたのかも……?

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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