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『スター・ウォーズ』映画、エピソード9以降は小休止へ ─ ルーカスフィルムは「次の10年見据えている」

キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/25070399738

映画『スター・ウォーズ』シリーズは、2019年12月20日公開のエピソード9『ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題:The Rise Of Skywalker)』を最後に、一次休止状態に入ることが分かった。米ウォルト・ディズニー・カンパニー会長のボブ・アイガーが米Bloombergに語った。同じ頃、米ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディは、今後のシリーズ展開への意気込みを語っているが…。

ディズニー「小休止を取る」

『スター・ウォーズ』は米ディズニーのもと、2015年の『フォースの覚醒』から新3部作をスタート。加えて、アンソロジー・シリーズと呼ばれる外伝として『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』と『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を、それぞれ2016年12月と2018年5月(日本は6月)に公開した。

ところがシリーズ作が連続し、供給過多による「スター・ウォーズ疲れ」が指摘する事態に。興行収入成績が思わしくなかった『ハン・ソロ』について、アイガー氏は2018年9月に「私の失敗ですし、私の責任です」と認めている

この頃より、製作予定が噂されていた複数の企画の棚上げが聞こえるようになる。オビ=ワン・ケノービやボバ・フェットなど人気キャラクターを描くとされた単独映画は2018年6月に「保留にされた」と伝えられ、2018年10月にはボバ・フェットのスピンオフ映画が「製作中止になった」と報じられていた。

ほかに、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」製作のデイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが脚本と製作を務める全く新しい映画シリーズほか、『最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督が指揮する新たな3部作も計画されている。

ところがこの度アイガー氏は、「『エピソード9』後の映画の具体的な計画はまだ発表していません。企画中の映画はありますが、発表はしていません」と改めたのだ。

アイガー氏によれば、エピソード9「ライズ・オブ・スカイウォーカー」の後は、製作を「停止させて、リセットするつもり」だという。「リセット」が具体的にどういう意味であるかは分からないが、ここでは”心機一転”程度の意味合いだと受け止めておこう。「スカイウォーカー・サーガが終わり、9作が完結するのです。また新しい『スター・ウォーズ』映画をやる予定ですが、その前に少休止を取ります。




ルーカスフィルム「次の10年見据える」

『スター・ウォーズ』映画シリーズの停止が報じられたのと同日、「スター・ウォーズ・セレブレーション」で「ライズ・オブ・スカイウォーカー」の予告編とタイトルを初披露するパネルに登壇する直前のルーカスフィルム社長キャスリーン・ケネディは、米The Hollywood Reporterの取材に答えている。エピソード9に至る物語は、『フォースの覚醒』以前から計画していたのだという。

私たちは、次のサーガを見据えています。新たな3部作だけではなく、次の10年、それ以上を見据えているのです。今作はスカイウォーカー・サーガ完結作ですが、『スター・ウォーズ』完結作というわけではありません。今はD・B・ウェイスとデイヴィッド・ベニオフ、ライアン・ジョンソンと一緒に検討中。これからどうしようか、と話し合っているところです。」



ルーカスフィルムの製作陣は新たな物語の展開に野心的な一方、ディズニー側はしばらくの停止期間が必要だと感じているようだ。『スター・ウォーズ』は映像配信サービス「Disney+」で初の実写TVドラマシリーズを開始させるが、向こう数年は実写ドラマシリーズやアニメシリーズが拠り所になりそうである。ライアン・ジョンソン監督による新たな3部作は2020年以降の公開予定とされていたが、この休止によってどれほどずれ込むかは分からない。

映画『Star Wars: The Rise of Skywalker(原題)』は2019年12月20日(金)全国ロードショー。

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Source:Bloomberg,THR

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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