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マーク・ハミル「スター・ウォーズ疲れはあり得る」 ─ 「彼らは私の考えを聞こうとしない」

スター・ウォーズ/フォースの覚醒
写真:ゼータ イメージ

2017年12月に公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』からわずか半年ほどで公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)は、米ディズニーおよびルーカスフィルムの期待に叶う成績を収められなかった。2億7,500万ドルの製作費に対し、全世界累計興行収入は3億9,300万ドル。数億ドルといわれるマーケティング費用もかかっていたことを踏まえれば、決して成功とは言えない結果だ。同じ「アナザー・ストーリー」として、2016年公開の『ローグ・ワン』に対しては半分以下の興行収入に終わってしまった。

なぜ低調だったのか。当時盛んに行われた分析の中でも声高に叫ばれたのが、観客の「スター・ウォーズ疲れ」。かつて数年おきに公開される度に世界中で熱狂的なお祭り騒ぎを起こしたこのスペース・オペラは、2015年12月に『フォースの覚醒』公開後は、翌年末に『ローグ・ワン』を、さらに翌年に『最後のジェダイ』で、その半年後に『ハン・ソロ』と猛攻を仕掛けた。『ハン・ソロ』の客入りは、量産されるシリーズに対しての「疲れ」の顕れではないかという見立てだ。

マーク・ハミルも認める

The Hollywood Reporterでは、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルまでが「スター・ウォーズ疲れ」の事実を認めている。ジェダイ・マスターは、『スター・ウォーズ』の世界を静かに見つめていたようだ。ハミルはこう語る。

「(ディズニーに)ビジネスのやり方を指南するつもりはありませんが、『スター・ウォーズ疲れ』なるものがあり得るかと言えば、あり得るでしょう。私にはある程度の経験がある。でも彼らは私の考えなんて聞こうとしないだろうし、誰が聞いてくれるっていうんだ?」

『スター・ウォーズ』は、2019年12月20日公開予定の『エピソード9(仮題)』をもってスカイウォーカーの物語に幕を閉じる。ただし銀河は続き、米ディズニーが独自に準備中の動画配信サービス「Disney+」では、ジョン・ファヴローが手がける実写ドラマシリーズ「ザ・マンダロリアン(原題:原題:The Mandalorian)」や、『ローグ・ワン』キャシアン・アンドーのスピンオフドラマも登場予定だ。声優としても知られるハミルだが、今後何らかの形でシリーズに再登場するかという問いには、「オファーを貰えれば」と答えた。

今後も続くスター・ウォーズ

『スター・ウォーズ』シリーズは、オビ=ワン・ケノービとボバ・フェットといった人気キャラクターのスピンオフ映画化企画が存在したが、共に保留状態にされている。『ハン・ソロ』興業不振の影響と見られている。

一方で、『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督による新たな映画3部作も現在「進行中」で、これとは別に人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」製作陣による映画新シリーズも予定されている。

『スター・ウォーズ』が作品ラッシュでファンの疲弊を指摘される一方で、同じくディズニー傘下のマーベル・スタジオは1年に2〜3作品を公開してなお勢力を増し、最新作『アベンジャーズ/エンドゲーム』前売りチケットは前代未聞のセールスを記録している。この違いはどこにあるのか、一考の価値がある。

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Source:THR

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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