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「ザ・ボーイズ」と「ジェン・ブイ」、本格クロスオーバーはナシ ─ 「両方観なければいけないというのは恐ろしい」と製作者

The Boys Gen V
© Amazon MGM Studios │ ©Amazon Studios

Amazonの人気ドラマ「ザ・ボーイズ」はユニバースを拡大中だ。実写初のスピンオフドラマ「ジェン・ブイ」に加え、メキシコが舞台の「The Boys: Mexico(原題)」ほか複数のスピンオフドラマが企画中なのだという。

ユニバースを展開するのであれば作品同士のクロスオーバーも期待されるところだが、「ザ・ボーイズ」ではどうだろうか。2023年9月に配信開始となった「ジェン・ブイ」シーズン1では、ホームランダーやブッチャーが少しだけ登場するなど、すでに接続の兆しも見られている。しかし、ショーランナーのエリック・クリプキによれば本格的なクロスオーバーを行う予定はないのだそうだ。

Varietyでクリプキは「あちこちで登場するような小ネタ的なアイデアは好きですが、完全なチームアップはナシです」と演出の意向を語っている。そう考えるのは、こんな理由からなのだとか。

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「片方を理解するために両方(のドラマ)を見なければいけないという考えは恐ろしいですよ。『ザ・ボーイズ』は観たいけど、他のは観たくないという人がいたら“観るな”というのが僕の考え。『ジェン・ブイ』は観たいけど、『ザ・ボーイズ』は観たくないというのも素敵ですよね。けっこうそういう人もいるんですよ。」

「それぞれにはそれぞれの物語があります。存在するからには、それならではの理由があるんです」と続けるクリプキ。「もう片方が存在しなくても成り立つほど良いものでなければいけません」としながら、「それでも僕は視聴者に宿題を課すようなことはしません」とクリエイターとしての哲学を語った。

ちなみにクリプキと似たような姿勢を取るのが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『デッドプール&ウルヴァリン』でメガホンを取るショーン・レヴィ監督。本作からシリーズがMCUに合流することを受け、予習の必要があるのかと問われたレヴィ監督は「映画を観るときに宿題をしようとはまったく思いません」「エンターテインメントとしてつくった映画なので、事前にリサーチをしておく必要はありません」と答えていた

Source:Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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