米ワーナー、『ザ・フラッシュ』エズラ・ミラー代役は検討なしか ─ 米記者が新情報

エズラ・ミラー2度の逮捕により公開への影響が懸念されているDCコミックス最新作『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』に関して、最新の情報が到着している。米Varietyのアダム・B・ベアリー記者によると、米ワーナー・ブラザースはミラーの代役起用を検討していないという。
ミラーが世間を騒がせたのは、2022年3月下旬から4月中旬にかけて。ハワイ滞在中、ローカルのカラオケバーで暴れたというミラーは地元客に迷惑行為を働き、1度目の逮捕。それから約3週間後には、同じくハワイで地元の20代女性に椅子を投げつけ、第二級暴行罪で再び逮捕された。
2度の逮捕とタイミングが重なったミラー出演の『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』には公開中止・延期といった影響は無かったが、これだけでファンの懸念は拭えない。2023年には、ミラー主演の『ザ・フラッシュ』が封切りを控えているのだ。本作は、DCにマルチバース展開を導入する重要作として位置づけられており、ワーナーとしても公開は ── 撮了しているということもあり ── 死守したいところだろう。
とはいえ、ワーナーはスキャンダルにより『ファンタスティック・ビースト』シリーズを降板したジョニー・デップの一件もあるため、ミラーへの処遇は気になるところ。こうした中、Varietyのアダム・B・ベアリー記者は「ワーナー・ブラザースが『ザ・フラッシュ』でエズラ・ミラーの代役を検討していない」という情報筋の証言をシェア。予定通りの公開を見込んでいるということだ。
I’m told that WB is *not* considering replacing Ezra Miller on THE FLASH. Miller was arrested twice in Hawai’i this year, once for disorderly conduct and harassment, and again for second-degree assault.
More context here: https://t.co/zKj8zSZxcWhttps://t.co/gqYWKszS6k
— Adam B. Vary (@adambvary) May 9, 2022
この方針は2度目の逮捕報道の際も示唆されていた。ワーナーの幹部はミラーの逮捕報道に焦りを見せておらず(原語:haven’t been sweating)、『ザ・フラッシュ』については「公開を再調整したり、米HBO Maxでの配信に切り替えたりする予定は無い」と伝えられていたのだ。同報道後、4月下旬に開催された映画イベント「CinemaCon」ではDCの新作ラインナップとして『ザ・フラッシュ』が含まれており、これも同社の方針を裏付けていると言える。
5月9日、2度の逮捕後から沈黙を貫いていたミラーはInstagramを更新。ストーリーズ機能に、アーティスト「Negative Ghost Rider」の楽曲『Sweet Talking Woman』をシェアしていた。逮捕後の動向が分かっていないミラーだが、ひとまずSNSを更新できるほどの環境に身を置いているということだろう。
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