トム・クルーズ、名誉飛行士に ─ 『トップガン』の功績受けて

『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン』(1986)などで知られる稀代のアクションスター、トム・クルーズが、米海軍より名誉飛行士官の称号を授与された。
トム・クルーズといえば、演技に加えて自らスタントもこなす俳優として知られる。上述の作品ほか、『アウトロー』(2012)『オブリビオン』(2013)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)など、継続してアクション映画に出演。1994年にパイロットの免許を取得したトムは、新作『トップガン マーヴェリック』(2021年公開予定)にて、自ら戦闘機に搭乗して空撮に挑んだ。
英Daily Mailによれば、米海軍は35人目となる名誉飛行士官の称号をトムに授与。米海軍パイロットへの多大な貢献が授与理由とされている。あわせて36人目の名誉飛行士官として、『トップガン』2作などのプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーが授与された。
ロサンゼルスのパラマウント・スタジオにて開催された授与式には、ブラッカイマーが参加。現在、イタリアにて『ミッション:インポッシブル』第7作の撮影を行っているトムは、リモートにて称号を受け取った。海軍は、「映画史において、1986年のパラマウント・ピクチャーズ製作の映画『トップガン』ほど航空映画を象徴する作品はありません」と発表。「この映画は何百万もの人々を虜にし、海軍航空隊の雇用に対する莫大な効果をもたらしてくれました」と功績を讃えている。
第1作『トップガン』では、現役海軍パイロットの協力により、歴史に名を刻む空撮アクションが実現。約35年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』でも海軍は撮影協力に応じており、トムと海軍の関係は密接に続いている模様だ。去る2020年10月上旬、トムは訓練協力のパイロットたちに向けて「真のヒーロー」と公の場で敬意を示している。
映画『トップガン マーヴェリック』は、2021年7月2日米公開予定。
Source: Daily Mail