『キングスマン』監督、タロン・エジャトンは「ウルヴァリンではなくレックス・ルーサーを演じるべき」

英人気スパイ映画『キングスマン』シリーズに主演するタロン・エジャトンはウルヴァリン襲名の噂が囁かれている俳優の一人だが、同シリーズのマシュー・ヴォーン監督は、ウルヴァリンよりもDCヴィランに向いていると思っているようだ。
米ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」にヴォーンが出演し、ジェームズ・ガンとピーター・サフラン傘下で進行中の新DCユニバースについて話題が及んだ。「もし、タロンが役をオファーされたら、ウルヴァリンを演じるべきだと思いますか?」との質問に、「彼はレックス・ルーサーの方が向いていると思います」と回答した。
レックス・ルーサーは、DCのコミック・映画などの『スーパーマン』作品に登場するキャラクター。ビジネス界で有力者となった天才科学者のルーサーはスーパーマンの宿敵として知られ、DCコミックを代表するスーパーヴィランだ。
続けてヴォーンは、「彼は素晴らしいルーサーになると思うし、ウルヴァリンになるべきではないでしょう。彼が相応しいとは思いません。ヒュー(・ジャックマン)はウルヴァリンとして最高ですが、僕ならコミックに回帰して、(ウルヴァリンを)メチャクチャ小柄でクールなタフガイとして描くでしょうね」と語った。
DCコミックでウルヴァリンは身長160センチの小柄なキャラクターとして描かれているが、『X-MEN』シリーズで同役を演じたヒュー・ジャックマンは約190センチの長身だ。
このヴォーンの発言にホストが、その当時、163センチの故ボブ・ホスキンスがウルヴァリン役として候補に挙がっていたことに触れると、監督は「僕なら、そうするでしょうね」と答えてエジャトンの話題へ戻り、「彼は深みのある、素晴らしい知的なヴィランになると思います」と付け加えた。
ちなみにヴォーンは、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)で監督・脚本を務めており、カメオ出演したジャックマンとタッグを組んだことがある。『X-MEN』シリーズに関わったことがあるからこそ、「エジャトンはウルヴァリンには向いてない」と断言できるのではないだろうか。
なお、次期ウルヴァリンとして噂されているエジャトンは、以前にマーベル・スタジオと同役について話し合いの場を持ったことを認めていたが、マーベル・シネマティック・ユニバースに合流する『デッドプール3(仮題)』では、オリジナル版を演じたジャックマンがカムバックする。こちらも大いに期待したい。
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Source:@Happy Sad Confused