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スパイダーマン映画『ヴェノム』早くも続編計画あり? ウディ・ハレルソン「今回は出番が少ない」と発言

ヴェノム
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ソニー・ピクチャーズ製作、「スパイダーマン」シリーズのスピンオフ映画『ヴェノム』は、早くもシリーズ化を構想されている作品なのかもしれない。本作に出演するウディ・ハレルソンが、米Colliderのインタビューにて意味深な発言を残している。

映画『スリー・ビルボード』(2017)や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)など話題の作品に次々出演するハレルソンは、『ヴェノム』にて「ショボい子分」という謎めいた役どころで出演交渉が進められていた。ただし実際の役柄について詳細は不明、ウディいわく「自分が出演することは秘密だと思っていた」というから謎はますます深まるばかりだ。

ウディ・ハレルソン
ウディ・ハレルソン LBJ Library photo by Gabriel Cristóver Pérez https://www.flickr.com/photos/lbjlibrarynow/30416968941/

そんなウディが『ヴェノム』への出演を引き受けたのは、本作が『ゾンビランド』(2009)でタッグを組んだルーベン・フライシャーの監督作品だったからだという。

「『ゾンビランド』を撮ったルーベン・フライシャーの作品だ、というのが大きかったですよ。それからトム・ハーディ、彼をすごく尊敬してますし、最高の俳優だと思ってます。それから素晴らしい脚本もあって。出るべきだと思ったんです。」

ただしウディは、本作に出演することは「いちかばちか」だったとも話している。その発言こそが、『ヴェノム』シリーズ化計画を示唆するものにほかならないのだ。

「(出演は)いちかばちかですよ。だって今回は出番が少ない役なんです。でも次の作品に出てくるんですよ。そっちの脚本は読んでないですから…とにかく、いちかばちかなんですよね。」

ウディが『ヴェノム』の出演交渉に入っているという情報は、すでに本作の撮影が始まったあとに伝えられたものだった。それゆえ、本作で出番が少ないこと自体は決して不思議ではないだろう。
しかし気になるのは、2018年4月、ウディがコミックの人気キャラクターであるカーネイジ(ヴェノムと同じく、寄生生物シンビオートによって誕生)を演じるという噂が流れたことである。もちろん真相は不明だが、2017年7月には『ヴェノム』のヴィランとしてカーネイジが登場すると伝えられたこともあった。どれが真実でどれが誤報なのかはわかっていない。

いずれにせよ、『ヴェノム』は早くもシリーズ化を前提として、ウディが続編で活躍することを見越した内容となっているのかもしれない。たとえばウディが続編でヴィランを演じるとしたら、その前触れだけが本作で提示される可能性もあるだろう。
しかし「スパイダーマン」ファンにとっては、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの「いかにも続きそうなのに続編が作られなかった」という事件がまだ記憶に新しい。ヒーロー映画を取り巻く状況は変わったが、くれぐれも以前と同じ轍を踏まないことを心から祈るばかりである。

映画『ヴェノム』は2018年12月全国ロードショー

『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/

Sources: Collider, Bleeding Cool

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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