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新『X-MEN』映画「内なる葛藤、アイデンティティとの格闘」描く ─ これまでとは異なると監督が予告

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)“リセット”後に活躍する大きな流れとなるのがX-MENだ。旧20世紀フォックスでシリーズ化され、現在はマーベル・スタジオで再びの本格登場の機会を控えている人気ヒーローチーム。MCU初の映画版では、『サンダーボルツ*』(2025)のジェイク・シュライアー監督が手掛けることが決まっている。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、『X-MEN』新作映画ではキャストを刷新し、若者たちに焦点を当てると予告していた。これに続く形でシュライアーは米The Playlistにてコメント。とは言えマーベル・スタジオは箝口令が厳しいため、「言えることとしては、本質的に興味深く、複雑な題材だということです」と留めつつ、次のように説明した。

「『X-MEN』の核心とは、複雑さにあるんです。非常に興味深いキャラクターと、内なる葛藤を描く素晴らしい機会です。彼らはアイデンティティや世界での立場と格闘している。そこが本質的に興味深く、複雑な題材ということです。」

X-MENといえば、特殊能力を持っているがために世間から爪弾きにされるミュータントたちのドラマが特色。ここにはハンディキャップや差別問題など様々なメタファーが込められている。シュライアーは『サンダーボルツ*』でも、問題を抱えた者たちのチームを描いた。

これまでのシリーズとは違ったものになりそうかと尋ねられると、「そうですね、そう言って構いません」と答えながら、「スナイパーの赤い照準がどこかにあるかもしれないから……」とスタジオの秘密主義によって多くは語れないと強調。「豊かな原作にあるアイデアを探求して、原作にあるスケールで実現できるというのは、すごく貴重で幸運な機会です。とても楽しみです」とのコメントにまとめている。

MCUは、2027年12月17日に米公開予定の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』でユニバースのリセットが描かれるとされる。『X-MEN』活躍の舞台はその後の新世界ということになるが、公開時期などはまだ不明だ。どれだけ早くとも2028年ということになりそうなので、お目見えはもう少し先の話になる。

Source:The Playlist

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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