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THE RIVERが選ぶ、2019年の必見映画100本 ─ 『アベンジャーズ』『スター・ウォーズ』からNetflixまで

「ポップカルチャーで世界を変える。」をキャッチフレーズとするTHE RIVERが、2019年に日米で公開・配信される新作映画100本を全力でご案内する新年企画へようこそ。

昨年(2018年)は「必見&気になる映画」として60本をご紹介したが、2019年は大幅に増量して100本を一挙紹介。気になった作品はメモしておくもよし、頭の片隅に留めておくもよし。詳細が知りたい方は、お手元のスマホやタブレット、PCでさらに調べてみてもよりいっそう楽しめることだろう。

ここに取り上げた映画の一本が、もしもみなさんの生活や考え方をわずかにでも変えるとしたら、2019年が終わる頃、世界はほんの少しだけでも変わっているはず。本記事がそんな機会を生むきっかけとなることを祈るばかりだ。ポップカルチャーは世界を変える。

1月公開作品

まずは、1月11日(金)公開の続編映画2本から始めていくことにしよう。『ロッキー』シリーズの最新作にして『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)の続編である『クリード 炎の宿敵』は、『ブラックパンサー』(2018)も記憶に新しいマイケル・B・ジョーダン演じる主人公アドニス・クリードが、父を倒した“宿敵”イワン・ドラゴの息子と対決する。世代を超えた戦いがスクリーンに表出、熱いドラマをお見逃しなく。

同日公開『蜘蛛の巣を払う女』は、人気ミステリ小説『ミレニアム』シリーズを原作とする『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)以来の第2作。前作から出演者を一新し、新たにデヴィッド・フィンチャーからバトンを受け取ったのは『ドント・ブリーズ』で注目されたフェデ・アルバレス監督だ。スタジオ映画でどんな手腕を発揮してくれるかにも注目したい。

クリード 炎の宿敵
『クリード 炎の宿敵』©2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
蜘蛛の巣を払う女
『蜘蛛の巣を払う女』

1月18日(金)には、M.ナイト・シャマラン監督の最新作『ミスター・ガラス』が登場。『アンブレイカブル』(2000)『スプリット』(2017)がクロスオーバーする新作スリラーで、2作品からブルース・ウィリス&サミュエル・L・ジャクソン&ジェームズ・マカヴォイという強者たちが続投。不死身の肉体を持つ男、圧倒的知性とガラスのような身体をそなえた男、そして24の人格を持つ男。ヒーロー映画ブームに一石を投じる異色作がいよいよお目見えする。

同日には、ピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが4度目のタッグを組み、究極の護送作戦を描くアクション映画『マイル22』、人気シリーズ待望の最新作『TAXi ダイヤモンド・ミッション』も公開される。

ミスター・ガラス
『ミスター・ガラス』©Universal Pictures All rights reserved.

そして1月25日(金)には、ダリオ・アルジェント監督による同名の伝説ホラーを再創造した『サスペリア』が公開される。『君の名前で僕を呼んで』(2017)のルカ・グァダニーノ監督が物語を大胆に再構築した本作では、ダコタ・ジョンソンやクロエ・グレース・モレッツら豪華キャストとトム・ヨーク(レディオヘッド)の音楽が新たな恐怖を呼び起こす。激しい賛否両論ながらクエンティン・タランティーノが涙したという一作、その仕上がりやいかに。

サスペリア
『サスペリア』©Courtesy of Amazon Studios

Netflix配信作品

Netflixオリジナル映画も見逃せない。1月25日には、“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン主演のスリラー映画 『ポーラー 狙われた暗殺者』、マシュー・マコノヒー&アン・ハサウェイ主演のサスペンス『セレニティー:平穏の海』が登場。後者は『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(2013)のスティーブン・ナイトが監督を務めた。

米国公開作品

日本公開情報は未定だが、1月11日にはキアヌ・リーブス主演『Replicas(原題)』が米国公開される。2019年は『ジョン・ウィック』新作も控えているキアヌが、『マトリックス』以来となる本格SFアクションに挑んだ意欲作だ。

2月公開作品

2月1日(金)には、ディズニーが最新技術をもってクラシックの続編に挑んだミュージカル・ファンタジー『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開。主演はエミリー・ブラント、監督は『シカゴ』(2002)『NINE』(2009)のロブ・マーシャル。名作『メリー・ポピンズ』(1964)の後継者としては揃って意外な人選だといえるかも…?

同日公開、ヒュー・ジャックマン主演の実話映画『フロントランナー』も見逃せない。米大統領選の最有力候補、ゲイリー・ハートの失墜を描いた本作は、現在の世界/日本に通じる、スキャンダル報道と政治・世論の関係を鮮やかに暴き出してくれることだろう。監督は『マイレージ、マイライフ』(2009)のジェイソン・ライトマンだ。

フロントランナー
『フロントランナー』

2月8日(金)にはIMAX上映での鑑賞をお薦めしたい2作品が登場する。

『ジャスティス・リーグ』(2017)以来のDC映画ユニバース最新作『アクアマン』は「水中のスター・ウォーズ」ともいわれる正統派冒険活劇で、すでに世界興収7.5億ドル(2018年12月30日時点)を超える驚愕の大ヒットを記録。『ソウ』『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン監督によるアクション演出はもちろん、ニコール・キッドマン、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソンといった実力確かな共演者にも注目だ。

『ラ・ラ・ランド』(2016)のデイミアン・チャゼル監督&ライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ『ファースト・マン』は、月面に着陸した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を強烈な緊迫感で描く。実話映画でも『セッション』(2014)のチャゼル監督らしさが炸裂するのか、それともまた新たな境地へ到達するか。

アクアマン
『アクアマン』© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & © DC Comics
ファースト・マン
『ファースト・マン』©Universal Pictures

2月15日(金)には、エマ・ストーン&オリヴィア・コールマン&レイチェル・ワイズという3女優が競演する『女王陛下のお気に入り』が公開。『ロブスター』(2015)の鬼才ヨルゴス・ランティモス監督によって宮廷のパワーゲームが描かれる本作は、賞レースでもさらなる評価が見込まれる大人の一本だ。演技合戦と練られたストーリーの妙を堪能したい。

女王陛下のお気に入り
『女王陛下のお気に入り』(C)2018 Twentieth Century Fox

2月22日(金)にはジャンルも規模も異なる注目作4本が同時公開される。大作『アリータ:バトル・エンジェル』は、日本の漫画『銃夢』をジェームズ・キャメロンの製作&脚本、ロバート・ロドリゲス監督で実写化。CGで描かれた主人公の映像表現、ロドリゲス監督ならではの細部までこだわりが詰まった演出も楽しみだ。

『ムーンライト』(2017)のバリー・ジェンキンス監督による最新作『ビール・ストリートの恋人たち』は、ジェームズ・ボールドウィンの小説を原作に、1970年代ニューヨーク・ハーレムを舞台に描く恋人同士の絆の物語。レジーナ・キングの演技にはオスカー候補の声もあがっているほか、ディエゴ・ルナやペドロ・パスカルといった豪華キャストのアンサンブル、そして『ムーンライト』に続いての映像美も見どころだ。

ビール・ストリートの恋人たち
『ビール・ストリートの恋人たち』(c)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.

デンマーク発のスリラー映画『THE GUILTY ギルティ』は、『search/サーチ』(2017)に続き、設定に強い縛りを設けたストーリーテリングが特徴。緊急通報室のオペレーターが、電話の声と音だけで事件の解決に挑んでいく。すでにジェイク・ギレンホール主演でハリウッドリメイクも決定済みとあって完成度はお墨付き、ぜひ映画館で全貌を確かめて。

そしてどうしても見落とせなかったのが、『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』。人形と人間のコラボレーションによる“史上最低の下ネタ人形劇”を組み上げたのは、「セサミ・ストリート」のパペットを生んだジム・ヘンソン・カンパニー。まさかの日本公開、万全の態勢で迎え撃ちたい…!

パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)
© 2018 STX PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.

Netflix配信作品

2月1日(金)に配信されるのは、『ナイトクローラー』(2014)のダン・ギルロイ監督による最新作『Velvet Buzzsaw(原題)』。ジェイク・ギレンホール&レネ・ルッソのコンビが『ナイトクローラー』に続いて登板するサスペンスというから、これまた映画ファンなら絶対に見逃せないだろう。

また2月8日(金)には、『オーシャンズ11』シリーズの名匠スティーブン・ソダーバーグ監督による『High Flying Bird(原題)』が登場。プロ・バスケットボール界のビジネスと策謀を描く一作で、『デッドプール2』(2018)ドミノ役などで人気の新鋭女優ザジー・ビーツらが出演する。

3月公開作品

2019年3月、おそらく日本の映画ファンは超過密、かつ超濃密な一か月を過ごすことになるはずだ。

3月1日(金)には、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが脚本・製作を務めた『移動都市 モータル・エンジン』が登場。最終戦争後の世界で移動式の都市同士が戦うという世界観、「都市が都市を喰う」という衝撃的なアイデアを世界最高峰の技術で映像化したSFファンタジー大作だ。設定だけで大好物だという映画ファンも多いはず…!

同日公開の『グリーンブック』は、黒人の天才ピアニストと白人の用心棒が差別の色濃く残るアメリカ南部へのツアーに赴き、少しずつ友情を深めていく物語。『ロード・オブ・ザ・リング』アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセン、『ムーンライト』のマハーシャラ・アリという顔合わせで繊細かつユーモラスに描き出される人間ドラマだ。監督は『メリーに首ったけ』(1998)などを手がけたピーター・ファレリー(ファレリー兄弟)。

モータル・エンジン
『移動都市/モータル・エンジン』© Universal Pictures
グリーンブック
『グリーンブック』© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

3月8日(金)公開作では、米国で大絶賛を浴びているアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が一押しだ。主人公は黒人の少年マイルス・モラレスで、おなじみピーター・パーカーは師匠役で登場。複数の次元から多数のスパイダーマンが集結するというマニアックな筋立てながら、すでに「スパイダーマン映画史上最高傑作」との声も。プロデュースは『レゴ(R)ムービー』『21ジャンプストリート』シリーズのフィル・ロード&クリス・ミラー。

同日にはクリント・イーストウッドが10年ぶりに監督・主演を兼任する『運び屋』も公開。実在するドラッグの“運び屋”をイーストウッド自身が演じ、ブラッドリー・クーパーやローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャら豪華キャストが脇を固めた。予告編からも傑作の予感がビシバシ伝わってくる…!

 スパイダーマン:スパイダーバース
『スパイダーマン:スパイダーバース』
運び屋
『運び屋』©2018 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

さらに、アナ・ケンドリック&ブレイク・ライブリーが競演するサスペンス『シンプル・フェイバー』にも注目だ。リブート版『ゴーストバスターズ』(2016)のポール・フェイグ監督がひねりの効いたストーリーを鮮やかに演出したとして、米国では批評家の間でも高く評価されている。

そして3月15日(金)には、いよいよマーベル・シネマティック・ユニバースに女性ヒーロー映画が加わる『キャプテン・マーベル』が公開される。新ヒーローのオリジン・ストーリーにして異色の構造をもつという本作は、史上最強のヒーローがいかに描かれるのか、そして『アベンジャーズ』シリーズにどう繋がるかが最大のポイントだ。主演はブリー・ラーソンが務め、ジュード・ロウ&ベン・メンデルソーンら魅力的なキャストが参戦。ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンはCG技術で1990年代の姿に若返っての登場となる。

また同日には、マーゴット・ロビー&『レディ・バード』(2017)のシアーシャ・ローナンが共演する歴史劇『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』も公開。ハリウッドを牽引する注目女優の真っ向勝負、ぜひ大スクリーンで見届けてほしい。

ふたりの女王 メアリーとエリザベス
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

3月22日(金)には、『トランスフォーマー』シリーズ初のスピンオフ『バンブルビー』が登場。『KUBO/二本の弦の秘密』(2016)を手がけたトラヴィス・ナイト監督による実写監督デビュー作で、シリーズの語られざる物語がユーモラスかつハートフルに描かれるという新機軸の一本だ。スピンオフ、前日譚映画というポジションながら、『トランスフォーマー』最高傑作との声もあがるほどの完成度。シリーズになじみのない方も、ぜひここから!

バンブルビー
『バンブルビー』(C)2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. (C)2018 Hasbro. All Rights Reserved.

同じく22日には、名匠スパイク・リー監督による『ブラック・クランズマン』、フェリシティ・ジョーンズ主演『ビリーブ 未来への大逆転』も公開される。

前者は黒人刑事が白人至上主義団体に潜入捜査した衝撃の実話をコメディタッチで描き切り、オスカー有力株ともいわれる一本。『スター・ウォーズ』カイロ・レン役のアダム・ドライバーらが出演する。後者は「性差」をテーマに、最高裁判事を85歳で務めるルース・ギンバーグが起こした、史上初の男女平等裁判を骨太に描くストーリーだ。

ブラック・クランズマン
『ブラック・クランズマン』(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.
ビリーブ 未来への大逆転
『ビリーブ 未来への大逆転』© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

大豊作の一ヶ月を締めくくる3月29日(金)には、ディズニーの名作アニメをティム・バートンが映画化する『ダンボ』、大ヒット&大絶賛を受けた『レゴ(R)ムービー』(2014)がパワーアップして帰ってくる『レゴ(R)ムービー2』が同日公開。どちらも子供向けと思ってあなどれないアイデアと演出、最先端の技術を駆使した美しい映像表現に注目だ。特に後者は、どんな展開が待ち受けているのかすらまったく予想できない…!

レゴ®ムービー2
© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
© 2018 The LEGO Group. Used with permission. All rights reserved.

なお公開日は未定だが、3月にはシルベスター・スタローン&『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役のデイヴ・バウティスタがタッグを組む『大脱出2』も公開予定。正直、そのコンビが出てきた時点で勝てる気がしない。

Netflix配信作品

3月はNetflixオリジナル映画にも要注目だ。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(2014)のJ・C・チャンダー監督が放つ『Triple Frontier(原題)』はベン・アフレック&オスカー・アイザック&チャーリー・ハナム、さらにペドロ・パスカルが共演する犯罪映画で、3月15日に配信開始。出演者だけで十分濃いが、さらに濃密な展開が待ち構えているはず。

また3月29日には、ケビン・コスナー&ウディ・ハレルソンというこれまた濃いタッグが観られる『The Highwaymen(原題)』も到着する。『俺たちに明日はない』(1967)で知られる銀行強盗ボニー&クライド(ボニー・パーカー&クライド・バロウ)を追跡したレンジャーを描く渋い一作だ。

米国公開作品

『スター・ウォーズ』レイ役のデイジー・リドリーと、スパイダーマン役トム・ホランドが共演するSF映画『Chaos Walking(原題)』は3月1日に米国公開予定。マッツ・ミケルセンが悪役を演じることも含め、キャスティングだけで必見の一本だ。ただし出演者のスケジュールのため追加撮影が終わっておらず、公開延期の可能性も否定できない。続報に注意だ。

4月公開作品

ゴールデンウィークを控えた4月も、超注目の話題作が続々登場する。
その先駆けとして注目しておきたいのは、4月5日(金)より順次公開予定のSFファンタジー『孤独なふりした世界で』。人気の若手女優エル・ファニング、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)のピーター・ディンクレイジが、人類滅亡後の世界で出会った二人の男女を演じる。監督は「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(2017-)が評価されたリード・モラーノだ。

4月19日(金)には、DCコミックス原作の“変身ヒーロー映画”『シャザム!【仮!】』が公開される。「シャザム!」の一言で最強の存在に変身する、“見た目はオトナ、中身はコドモ”の思春期ヒーローによる冒険を描いた一本だ。底抜けのコメディテイストで、DC映画ユニバースの新たな一面を切り拓いてくれることだろう。

シャザム!【仮!】
『シャザム!【仮!】』©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

そして4月26日(金)、上半期最大のイベント・ムービー『アベンジャーズ/エンドゲーム』が日米同時公開。もはやTHE RIVER読者には説明不要であろう、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)以後を描く、マーベル・シネマティック・ユニバース11年間の堂々たる“完結編”だ。前作には不在だったジェレミー・レナー(ホークアイ役)、ポール・ラッド(アントマン役)も参戦し、いよいよ物語が終わろうとしている……!

なお公開日は不明だが、4月公開予定作品はほかにも充実している。

ゴールデングローブ賞で最多6部門にノミネートされた『バイス』は、クリスチャン・ベールが体重を20キロ増量し、米国史上最も権力を持った副大統領ディック・チェイニーを演じる社会派エンターテイメント。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)のアダム・マッケイが脚本・監督を務める。

VICE(原題)
『バイス』© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.

同じく4月公開、『それでも夜は明ける』(2013)のスティーヴ・マックイーン監督が『ゴーン・ガール』(2012)原作者ギリアン・フリンとタッグを組んだ犯罪サスペンス『妻たちの落とし前』には、ヴィオラ・デイヴィスやミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、リーアム・ニーソン、コリン・ファレルといった豪華キャストが集結。批評家からの絶賛を受けており、賞レースでの成果にも期待がかかる。

妻たちの落とし前
『妻たちの落とし前』©2018Twentueth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

さらに4月には、『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメがドラッグ依存の青年を、その父親をスティーヴ・カレルが演じる実話映画『ビューティフル・ボーイ』、ハリウッドの映画創成期を支えた2人組コメディアン「ローレル&ハーディ」を主人公とする『Stan&Ollie(原題)』、俳優ジョエル・エドガートンが監督・脚本・出演を兼任して“同性愛矯正セラピー”の実態を描いた、ラッセル・クロウ&ニコール・キッドマンら出演『ある少年の告白』も公開される。

Beautiful Boy
『ビューティフル・ボーイ』© 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
Stan&Ollie(原題)
『Stan&Ollie(原題)』© eOne Features (S&O) Limited, British Broadcasting Corporation 2018

加えて登場するのは、ジョン・カーペンター監督による傑作ホラーを復刻、シリーズの正統な続編として米国で大ヒットを記録した『ハロウィン』。ゴールデンウィークの時期には、ジャッキー・チェンが新境地を開拓し、『007』ピアース・ブロスナンが競演する戦慄のアクションスリラー『The Foreigner(原題)』も公開される。

ハロウィン
『ハロウィン』(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS
THE FOREIGNER
『The Foreigner(原題)』© 2017 SPARKLE ROLL MEDIA CORPORATION STX FINANCING, LLC WANDA MEDIA CO., LTD.SPARKLE ROLL CULTURE & ENTERTAINMENT DEVELOPMENT LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

米国公開作品

日本公開時期は未定ながら、スティーヴン・キングの同名ホラー小説を30年ぶりに再映画化する『ペット・セマタリー(邦題未定、原題:Pet Sematary)』が4月5日米国公開予定。ギレルモ・デル・トロ版からキャスティングを一新、残酷描写をてんこ盛りにしてリブートされる『ヘルボーイ(邦題未定、原題:Hellboy)』は4月12日に米国公開される。どちらも米国版予告編は映画ファンの好奇心をくすぐる仕上がりとなっており、日本公開情報が待たれるところだ。

5月公開作品

あの怪獣王が帰ってくる。5月31日(金)公開『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、ハリウッド版映画『GODZILLA ゴジラ』(2014)の続編にして、モスラ・ラドン・キングギドラという人気怪獣が再び相まみえる超注目作だ。出演者には「ストレンジャー・シングス」(2016-)のミリー・ボビー・ブラウンをはじめ、前作から渡辺謙や『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のサリー・ホーキンスらが再登板するなど豪華な布陣が集合。かつてないスケールの怪獣バトルが大スクリーンで実現されていることに期待したい。

また5月には、公開日未定ながら日本発の“モンスター”がもう一匹ハリウッドから逆輸入される。

「ポケットモンスター」史上初のハリウッド実写版『名探偵ピカチュウ』は、『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズがピカチュウ役を演じることで早くも話題騒然。おなじみのポケモンが最新のCGで人間と共演する本作は、父親の失踪事件をひとりの青年が追う、同名ゲームを原案とするミステリ映画となっている。ちなみに本作にも渡辺謙が出演、ハリウッドでの大きな存在感を再認識することになりそうだ。

米国公開作品

日本公開情報が未定の作品としては、『キングスマン』シリーズのタロン・エジャトン(タロン・エガートン)がエルトン・ジョンを演じる『ロケットマン(邦題未定、原題:Rocketman)』が5月17日に米国公開予定。『ボヘミアン・ラプソディ』(2017)を完成に導いたデクスター・フレッチャー監督によるファンタジー・ミュージカルで、『キングスマン』マシュー・ヴォーン監督がプロデューサーを担当。ブライス・ダラス・ハワードら出演者にも注目だ。

キアヌ・リーブス主演、『ジョン・ウィック』シリーズの最新作『ジョン・ウィック3:パラベラム(邦題未定、原題:John Wick 3: Parabellum)』は5月17日米国公開。前作『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)から直結するストーリーで、ハル・ベリーほか新キャストも充実。犬も2匹に増える

『エヴァの告白』(2013)などで知られるジェームズ・グレイ監督によるSFスリラー映画『Ad Astra(原題)』は5月24日に米国公開。宇宙をめぐる壮大なストーリーで、ブラッド・ピット&トミー・リー・ジョーンズという顔合わせが魅力的だ。

さらに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:The Guardians of the Galaxy Vol.3)』を解雇されたジェームズ・ガンがプロデューサーを務める『Brightburn(原題)』は5月24日に米国公開予定。ヒーロー映画のオリジンを逆手に取った「スーパーヒーロー・ホラー」、日本公開にも期待したい。

6月公開作品

6月7日(金)には、ディズニーの傑作アニメを『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー監督が実写化する『アラジン』が登場。なんといっても注目は、ウィル・スミス演じる“新解釈”のジーニーだろう。冒険活劇としての側面や、登場人物の関係性などはリッチー監督にぴったりの素材といえるはず。さて、どんな化学反応が起こるのか…?

同じく6月には、「X-MEN史上最もダークでリアル」と噂される『X-MEN:ダーク・フェニックス』も登場(公開日未定)。ジーン・グレイの能力が暴走した時、周囲のヒーローたちはどう振る舞い、世界の危機をどう救うのか。ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスら豪華キャストのアンサンブルに、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)などのジェシカ・チャステインが参戦。映画版『X-MEN』を熟知する脚本家、サイモン・キンバーグが監督デビューを果たす。

X-MEN︓ダーク・フェニックス
『X-MEN:ダーク・フェニックス』©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

米国公開作品

米国では6月28日に話題作が同時公開される。ひとつは『LOGAN/ローガン』(2017)などのジェームズ・マンゴールド監督が、1966年の「ル・マン24時間レース」を舞台に自動車メーカーの激突を描く実話映画『フォード vs フェラーリ(邦題未定、原題:Ford v. Ferrari)』。クリスチャン・ベール、マット・デイモンという2大スターが共演する。

そしてもうひとつは、『トレインスポッティング』シリーズのダニー・ボイル監督によるミュージカル・コメディ『All You Need Is Love(仮題)』。新鋭ハイムシュ・パテルのほか、『ベイビー・ドライバー』(2017)のリリー・ジェームズ、そして人気歌手エド・シーランらが出演する。一部報道によれば、ビートルズの楽曲が全面にフィーチャーされるとか…?

7~8月公開作品

2018年7月、ディズニー/ピクサーが全世界の大人たちを本気で泣かせにかかる。7月12日(金)公開、人気シリーズの9年ぶりの続編となる『トイ・ストーリー4』にはおなじみのボイスキャストが可能なかぎり再集結(そしてキアヌ・リーブスが声優として参加)、物語はトム・ハンクスをして「歴史に残る」と言わしめた結末へと突き進んでいく。

それもそのはず、本作にはピクサーの最強メンバーが一挙に集結。監督は『インサイド・ヘッド』(2015)を執筆したジョシュ・クーリー、脚本にはジョン・ラセターをはじめ、『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)『インサイド・ヘッド』監督のピート・ドクター、前作『トイ・ストーリー3』(2010)や『ファインディング・ニモ』シリーズのアンドリュー・スタントン、『リメンバー・ミー』(2017)のリー・アンクリッチが名を連ねたのだ。いったいどんな映画を見せるというのか…!

また公開日は未定だが、2018年の夏には、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のクリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソンがタッグを組む『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が登場。シリーズ初のスピンオフ作品で、リーアム・ニーソンやエマ・トンプソン、レベッカ・ファーガソンらが出演する。監督は『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017) の F・ゲイリー・グレイだ。

また同じく夏の公開作品には、名優ロバート・レッドフォードの俳優引退作となる『The Old Man & the Gun(原題)』、ミニオンズでおなじみイルミネーション・エンターテインメントによる『ペット』最新作も控えている。初夏にはカンヌ国際映画祭で高く評価された『Girl(原題)』も登場。トランスジェンダーの少女が、父親のサポートを得てプロのバレリーナを目指していくストーリーだ。

メン・イン・ブラック:インターナショナル
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』

米国公開作品

もちろん夏といえば、ハリウッドでも注目の作品が相次いで公開される時期である。2019年1月1日時点で日本公開情報は未定だが、今後、新たな情報が随時飛び込んでくるであろう映画の数々をご紹介しておきたい。

7月 米国公開予定

まず注目しておきたいのは、ハリウッドを代表するホラー映画となった『死霊館』ユニバースより『アナベル』シリーズ第3作(タイトル未定、3日米国公開)。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)などを手がけた“恐怖の職人”、脚本家ゲイリー・ドーベルマンがいよいよ監督デビューする。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経てマーベル・シネマティック・ユニバースの新章を開く『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(5日米国公開)を見逃すわけにはいかない。トム・ホランドが主演を務め、前作のクラスメイトたちも復帰。人気キャラクターのミステリオ役をジェイク・ギレンホールが演じる。ジョン・ワッツ監督をはじめとする主要スタッフも続投。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

また『ジャングル・ブック』(2016)のジョン・ファヴロー監督が同名アニメ映画をリメイクする『ライオン・キング(邦題未定、原題:The Lion King)』(19日米国公開)には、ドナルド・グローバーやビヨンセ、キウェテル・イジョフォーら豪華声優陣が起用された。シンバの父親ムファサは、アニメ版(1994)からジェームズ・アール・ジョーンズが続投する。

同じく豪華キャストといえば、クエンティン・タランティーノ監督の最新作『Once Upon a Time in Hollywood(原題)』(26日米国公開)も見逃せない。主演のレオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットをはじめ、マーゴット・ロビーやアル・パチーノ、ダコタ・ファニングといった強力な顔ぶれによる群像劇がお目見えだ。1969年、女優シャロン・テートの殺害事件を背景にハリウッドの人間模様が描き出されるという。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
『Once Upon a Time in Hollywood(原題)』

8月 米国公開予定

2018年8月には、『ワイルド・スピード』シリーズ初のスピンオフ映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Fast and Furious Presents Hobbs & Shaw)』(2日米国公開)が控えている。ドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサムという最強コンビがスクリーン狭しと暴れまわるであろう本作を手がけるのは、『デッドプール2』(2018)の俊英デヴィッド・リーチ監督。シリーズ最強の悪役は『パシフィック・リム』(2013)などの名優イドリス・エルバが演じる。

『X-MEN』シリーズ初のホラー映画『The New Mutants(原題)』は、度重なる公開延期を経て、8月2日に今度こそ米国公開予定。主演は『ミスター・ガラス』の公開も1月に控えているアニャ・テイラー=ジョイが務めている。
さらに『オリエント急行殺人事件』(2016)のケネス・ブラナーが、ディズニー製作で同名児童文学を映画化する『アルテミス・ファウル(邦題未定、原題:Artemis Fowl)』は9日の米国公開予定だ。

9~12月米国公開作品

2019年1月1日現在、9月以降に日本で公開される洋画のスケジュールはほぼ判明していない状況だ。ここでは、9月以降に米国で公開される注目作を1ヶ月単位で区切ってご紹介していく。いずれも日本公開情報は未定のため、作品によっては公開時期が2020年にずれ込む可能性があることをご了承いただきたい。

9月 米国公開予定

ホラー小説の巨匠スティーブン・キングの傑作を映画化し、2017年の秋を席巻した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編『It: Chapter Two(原題)』が9月6日に米国公開予定。大人になったルーザーズクラブの面々が、ビル・スカルスガルド演じる殺人ピエロ・ペニーワイズと対峙する。ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャステインらが出演するほか、前作の子役たちも総出演するとのこと。

前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』 (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

人気の同名テレビドラマを映画化する『ダウントン・アビー(邦題未定、原題:The Downton Abbey)』は9月20日に米国公開予定。キャスト&スタッフともにドラマ版のメンバーが再集結し、ドラマ版の“その後”が描かれる。ドラマ版は全6シーズン、今からならば予習は間に合うぞ…!

10月 米国公開予定

ワーナー・ブラザース&DCコミックスが放つ“新ユニバース”の第1弾『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』(4日米国公開)は、狂気の犯罪王子ことジョーカーのオリジン・ストーリーをホアキン・フェニックスの主演で描く。リアルかつダークな犯罪映画となっているとのことだが、詳細は不明。監督は『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップスが担当、予告編の公開が待たれる。

ウィル・スミス主演のSFアクション・スリラー『ジェミニ・マン(邦題未定、原題:Gemini Man)』(4日米国公開)は、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)のアン・リー監督との異色の顔合わせ。リー監督にとっても新境地の開拓となるか。

同じく10月4日には、エイミー・アダムス主演で同名小説を映画化する『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(邦題未定、原題:The Woman in the Window)』も米国公開。ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン、アンソニー・マッキーら豪華キャストが出演する心理スリラーで、監督は『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)のジョー・ライトが務める。原作小説はアルフレッド・ヒッチコック作品『裏窓』(1954)を踏まえた設定で、いわば映画化は必然だ。

翌週10月11日には、『ヴェノム』(2018)のルーベン・フライシャー監督がかつて手がけた『ゾンビランド』(2009)の続編『ゾンビランド2(仮題)』、有名シリーズをアニメ映画化する『アダムス・ファミリー(邦題未定、原題:The Addams Family)』が米国公開される。怖くて楽しい、ハロウィン前にうってつけの2本が登場だ。
前者には『ゾンビランド』の主要キャストであるウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーンらが再登板。後者の声優にはオスカー・アイザックやシャーリーズ・セロン、クロエ・グレース=モレッツらが揃った。ちなみにアニメ版『アダムス・ファミリー』を手がけるのは、あの『ソーセージ・パーティー』(2016)の製作陣。一体どうなる…!?

11月 米国公開予定

いささか気が早すぎるものの、2019年11月は注目の映画が目白押しだ。

まずは人気ドラマ・映画をリブートする『チャーリーズ・エンジェル(邦題未定、原題:Charlie’s Angels)』(1日米国公開)で、『パワーレンジャー』(2017)『アラジン』のナオミ・スコット、『トワイライト』シリーズや『パーソナル・ショッパー』(2016)のクリステン・スチュワート、英国の新鋭女優エラ・バリンスカが主人公3人を演じる。『ピッチ・パーフェクト』シリーズの女優エリザベス・バンクスが監督・出演を兼任、名優パトリック・スチュワートも登場。

『ターミネーター2』(1991)の正統な続編として早くから話題の『ターミネーター』最新作(タイトル未定、1日米国公開)には、T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガー、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが完全復活。ジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務め、『デッドプール』(2016)のティム・ミラーが監督を務める。

気球飛行の先駆者、ジェームズ・グレーシャーの半生を描く『The Aeronauts(原題)』(1日米国公開)には、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのエディ・レッドメイン、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のフェリシティ・ジョーンズが出演。“アクション伝記映画”ということだが、その内容は果たして…?

さらに2019年11月には、『キングスマン』シリーズの最新作となる前日譚映画『キングスマン:ザ・グレート・ゲーム(邦題未定、原題:Kingsman: The Great Game)』(8日米国公開)、人気のゲーム・キャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグを映画化する『ソニック・ザ・ムービー』(15日米国公開)が登場する。

ソニック・ザ・ムービー
©2018 Paramount Pictures Corporation and Sega of America, Inc. All Rights Reserved.

ワム!の誰もが知る同名人気楽曲をモチーフとするラブコメディ『ラスト・クリスマス(邦題未定、原題:Last Christmas)』(15日米国公開)には、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のエミリア・クラークと『クレイジー・リッチ!』(2018)のヘンリー・ゴールディングが出演。監督はリブート版『ゴーストバスターズ』のポール・フェイグが務める。

話題作相次ぐ11月を締めくくるのは、日本でも大ヒットとなったディズニー映画『アナと雪の女王』(2013)の続編『アナと雪の女王2(仮題)』(22日米国公開)、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のライアン・ジョンソン監督による最新作『Knives Out(原題)』(27日米国公開)。後者はダニエル・クレイグやクリス・エヴァンス、クリストファー・プラマーら超豪華キャストによる本格ミステリ映画だ。

12月 米国公開予定

1年を締めくくるのは、やはりこの映画だろう。『スター・ウォーズ』新3部作の完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(20日米国公開)で監督を務めるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)のJ・J・エイブラムスだ。デイジー・リドリーやアダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザックといったメンバーが続投するほか、ルーク役のマーク・ハミルも出演。レイア役の故キャリー・フィッシャーも過去の未公開映像によって登場し、長きに渡ったスカイウォーカー・サーガがいよいよ終わりを迎える。

また、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)続編映画(タイトル未定)が12月13日に、同名の超人気ミュージカルを『レ・ミゼラブル』(2012)のトム・フーパー監督が映画化する『キャッツ(邦題未定、原題:Cats)』が12月20日に米国公開予定。『キャッツ』にはジェニファー・ハドソンやテイラー・スウィフト、ジェイソン・デルーロといったアーティストが多数参加しており、劇中曲にも話題が集まること請け合いだ。

そのほか2019年公開予定作品

2019年の日米公開・配信が予定されているものの、公開時期が発表されていない作品も決して少なくない。最後に、いずれ観られる話題作を一挙にご紹介して本記事を終えることにしよう。なお、これらの作品も公開・配信時期が2020年にずれ込む可能性があることをあらかじめご了承いただきたい。

  • 『Us(原題)』:『ゲット・アウト』(2017)でホラーというジャンルを拡張、最も新作が待たれるフィルムメーカーとなったジョーダン・ピール監督が新作で挑むのは「モンスター映画」。ある一家の前に、自分たちと同じ顔をし、同じように考え、そして自分たちを追ってくる一家が現れる……。3月15日に米国公開、日本でも2019年公開とのこと。
  • 『Anna and the Apocalypse(原題)』:ゾンビ&ミュージカル&クリスマスという“てんこ盛り”映画。「『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)と『ラ・ラ・ランド』が出会ったような」怪作、2019年日本公開予定。
  • 『永遠の門 ゴッホの見た未来』:画家フィンセント・ヴァン・ゴッホの人生を、『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)の鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが映画化。ゴッホ役はウィレム・デフォーが務め、ゴーギャン役をオスカー・アイザックが、聖職者役をマッツ・ミケルセンが演じる。2019年日本公開予定。
At Eternity’s Gate
© Walk Home Productions LLC 2018
  • 『The Sisters Brothers(原題)』:ジョン・C・ライリー&ホアキン・フェニックス主演の西部劇映画で、監督は『ディーパンの闘い』(2015)『君と歩く世界』(2012)のジャック・オーディアールが担当。ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッドという俳優ファンにはたまらない顔ぶれも注目。2019年日本公開予定。
  • 『Jojo Rabbit(原題)』:『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ監督最新作。ドイツ人の少年が空想上のヒトラーとの間で心を通わせていく“反戦風刺劇”で、スカーレット・ヨハンソン&サム・ロックウェルらが出演。ワイティティ監督自身も空想上のヒトラー役で登場。2019年米国公開予定。
  • 『The Dead Don’t Die(原題)』:巨匠ジム・ジャームッシュ監督の新作にしてゾンビ映画。出演者はビル・マーレイ、アダム・ドライバー、セレーナ・ゴメス、ティルダ・スウィントン、スティーブ・ブシェミほか。2019年米国公開予定。
  • 『Happy Death Day(原題)』『Happy Death Day 2U(原題)』:2017年に米国で大ヒットしたホラー映画が、2019年2月米国公開の続編とあわせて日本上陸。なぜか自分が殺される一日を繰り返すはめになった主人公を描くストーリーで、地獄のループから脱出するには犯人を突き止めねばならない……。

Netflix配信作品

  • 『ジ・アイリッシュマン(邦題未定、原題:The Irishman)』:マーティン・スコセッシ監督によるNetflixオリジナル映画が、いよいよ2019年に登場予定。ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテルらが出演する、スコセッシにとって久々のギャング映画。
  • 『The King(原題)』:シェイクスピアの史劇『ヘンリー四世』『ヘンリー五世』を原作に、俳優ジョエル・エドガートンが脚本・製作を担当。主演は『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメが務め、エドガートンのほかロバート・パティンソン、ベン・メンデルソーンらが出演する。監督は『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』(2017)のデヴィッド・ミショッド。
  • 『6 Underground(原題)』:『デッドプール』シリーズでおなじみライアン・レイノルズ主演、“ハリウッドの破壊王”マイケル・ベイ監督によるNetflix史上最大級の大作映画。「自らの死を偽装した6人の億万長者が、悪を倒すため精鋭チームを結成する」ストーリーだといわれている。
  • 『The Laundromat(原題)』:名匠スティーブン・ソダーバーグ監督が、2016年に発生した「パナマ文書」問題を映画化。メリル・ストリープ、ゲイリー・オールドマン、アントニオ・バンデラスという渋い顔ぶれが揃った。

2019年も、みなさんの毎日が映画やポップカルチャーで豊かなものになることを願って。

(選定・文章:稲垣貴俊)

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THE RIVER編集部
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