MCU『ブラックパンサー』と『X-MEN』ストームが絡む可能性は？コミックではワカンダ女王に

ディズニーが20世紀FOX（現20世紀スタジオ）を買収して以来、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）では徐々にミュータントを登場させる地固めが進みつつある。しかし現時点では、『デッドプール3（原題）』にヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役でカムバックする以外、X-MENのメンバーがMCUに本格参戦する気配はまだまだない。

そんななか米ScreenRantでは、『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』でプロデューサーを務めるネイト・ムーアが、コミックでワカンダと非常に縁が深いX-MENのメンバー、ストームがいつかワカンダに現れる可能性について言及している。

ムーアの答えを紹介する前に、ストームについて少し説明を加えておこう。コミックでストームはワカンダの国王ティ・チャラの妻となり、女王としてワカンダを統治したことがある。つまり、今後MCUでワカンダの物語が続いていくのなら、そこにストームが関係してくる可能性もあるのだ。

ムーアはストームについて、「コミックにおけるストームとワカンダの関係は非常に興味深いものがあります」と認めながら、「（MCUに）X-MENが登場するまで数年あるかもしれないので、ストームを登場させる段階に達しているのかどうか分かりません」と回答。近々での登場予定を暗に否定した。

ところでムーアは、将来的に登場させたい、ワカンダと関係が深いキャラクターの名前も挙げている。

「他にまだ紹介していない、ワカンダのキャラクターに誰がいたかな？実のところ、かなり沢山いますよ。特にタナハシ（・コーツ）によるコミックシリーズには、実写化するのが楽しそうな重要なキャラクターが数多く登場しました。ファンタスティック・フォーのキャラクターですが、ヴィブラクサスもですね。そんな感じで大勢いますよ。間違いなく、まだまだワカンダには語るべき物語がたくさんあると思います。」

ムーアが言及した、タナハシ・コーツによるコミックシリーズではワカンダの内部対立が描かれる。ヴィブラクサス（別名：N’Kano）はワカンダのヒーローで、エネルギー化したヴィブラニウムを浴びて注入されたことにより、強力な金属を操ることが出来るようになるキャラクターだ。

『ワカンダ・フォーエバー』にもX-MENはフィーチャーされないようだが、ヴィランとして初登場するネイモアはミュータントとして設定されていることから、X-MENに少し近づく要素だと言えるだろう。また先日ムーアは、「“3作目はどんな映画になるだろうか”というアイデアはあります」と述べているほか、ワカンダを舞台にしたスピンオフ企画も複数存在。ここでストームをはじめとするX-MENのメンバーが本格参戦する可能性があるかもしれない。

『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』は公開中。

Source:ScreenRant